選挙結果振り返り(2024 3.3投票)
昨日の選挙は1件だけでした。 順当な結果ですが未来を語るには重要な要素が問われた内容でしたので、漏らさず拾っていきましょう。
◎長崎県・対馬市長選挙
3期目を目指す現職に飲食店経営の新人が挑む一騎打ちは現職が大差をつけて3選を果たしました。
高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のゴミ」の最終処分場誘致の是非が争点となりましたが、処理場を早く決めたい自民(と公明)が誘致反対を掲げる現職を推薦するという、一見すると奇妙な構図に。
ただ、それもそのハズで、誘致賛成を掲げて立候補した新人が「移民政策から国民を守る党」とかいう “アッチ側” な人たちが応援する人が前回に続いて立候補しているのでサスガに国政与党がそんな人を推薦するワケにもいかず。
新人は今回、排斥的主張を抑え処分場誘致を前面に訴えましたが、2023年に何故か大阪市長選に立候補するような人に投票するワケもなく、惨敗。 しかも投票率が微増する中で得票数が183票落としており、そもそも相手にされなかったといって良いでしょう。
とはいえ議会では誘致のための文献調査受け入れに賛成する議員が多数となっており、票差通りに「反対が圧倒的」だとは言い切れない部分もあるため、この選挙を以て決着したとは言い切れず今後も賛否の争いは続くものと思われます。
なのでワケわからん “アッチ側” な人ではなくてちゃんと賛成を主張する人が立候補してしっかり賛否を問う選挙になれば良かったのかもしれませんが、そうなると街が二分する可能性も有り、痛し痒しですが、とりあえず今回は反対意見が多数を占めた、というコトで。
以上となります。
当選した対馬市長の御活躍をお祈り申し上げます。
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