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選挙結果振り返り(2025 2.9投票)
今週の選挙で、見えてきたコト・・・
「国民民主党の勢いは、本物です」
信じられない人も信じたくない人(←金城含む)も、読んでいただければ受け入れざるを得なくなるかと。 それでは、振り返りましょうか。
【取材済】群馬県・前橋市議会議員選挙(定数38/50)
現職30人、元職1人、新人19人が立候補し、党派別では公明と共産が3人ずつ、立憲が3人(1人推薦含む)、維新が1人、国民民主が推薦で1人立てている、女性候補7人の選挙は、現職2人、元職1人、新人9人が落選。 女性候補は全員当選しました。
現職2人落選のうち1人は、なんと維新! 昨年の補選では共産候補を上回って初当選したものの、本選では43位の大惨敗。 一方、国民民主推薦の候補は前回から1.7倍も票を伸ばし、14位から3位にランクアップしました。 国民民主の人気が確実に地方まで波及しています。
詳しくは⇧のレポートにまとめています。 オッペケペー(OPKP)選挙をしていた候補が共産じゃなかった話や、共産候補を複数取材して分かった問題点を書いていますので、是非御購読下さい。
◎北海道・清水町長選挙
3期目を目指す現職に、元神戸市議の新人が挑む一騎打ちは、元神戸市議が初当選しました。
当選した「元神戸市議」は、元々北海道出身でモンゴルに駐在員として移り住み、その後、
「マネーの虎」で見事 “マネー成立” となり、それを元手に成功を収めた人物。 帰国後、政治の道を志し、維新に入って衆院議第一秘書や大阪市長の特別秘書から2019年に神戸市議となりますが、2期目途中で辞職し町長選に挑んでの町長就任です。
神戸市議時代の2023年10月には維新を離れているようですが、秘書時代に吉村代表の近くで働いていたようなので “スピリット” は染みついているでしょう。 維新のノリを北海道十勝地方の、山と田畑と牧場が多くを占める清水町に持ち込みやしないかと、心配です。
それに、どうしても、兵庫県がドタバタしているこのタイミングで市議を辞めたコトが気になって、勘繰ってしまうんだよなぁ・・・
◎神奈川県・横浜市議会議員補欠選挙 南区選挙区
自民市議の辞職で空いた1議席をめぐって、立憲の新人、維新の新人、共産の元職、国民民主の新人で争い、国民民主の新人が当選しました。
自民の議席についての補選なのに自民が候補を立てていないという珍現象が起きた原因は、辞職した市議の理由が「海外で事業をしたいから」というあまりにもワケ分からんもんだったから。
菅元首相の右腕として働いた人で、4年前の横浜市長選で菅首相(当時)が推した自民候補を当選させられなかった責任を感じ、2年前の本選も出ないつもりが菅氏に慰留されたとか、現状 “あ~いう感じ” になっちゃった菅氏の跡目争いに疲れたとか言われていますが、何にせよ失態を晒した自民は「ケジメをつける」と擁立を断念したためこのような構図になったのです。
結果、野党だらけの選挙となり、現在の「序列」が見える構図となりましたが、国民民主候補が圧勝。 前橋市議選同様の躍進を見ると、昨年春ごろの維新のような “党名掲げりゃ勝てる” モードに入っちゃったのかもしれません。
2位に入った共産候補は元職で実績が有ったのが得票に繋がりました。 狙いは2年後の本選のようなので、当選ならずとも良い結果なのでしょう(随分先の話ですが・・・)。
一方、立憲は国民民主の半分も票が獲れず3位。 神奈川の立憲は県議会で会派が一時6分裂するなどまとまりがなく(現在は3会派ほどの模様)、江田憲司氏が離党するのでは? というウワサもあり、まず身内がまとまらないとどうしようもないし、来たる参院選で2人擁立するらしいですが、無謀でしょう。 やめといた方がイイです。
◎奈良県・王寺町長選挙
4期目を目指す現職に、元県議が挑む一騎打ちは、現職が4選を果たしました。
選挙となるのは12年ぶり。 現職は自身のPR動画に高市早苗氏をガッツリ出すような人で、一方の新人は維新推薦。 現在、維新系の知事がメガソー?ラーだK-POPだでズンドコしてる中で当選出来たら、なんだかんだで知事の人気は高いのだというコトになったでしょうが、そこまでではなかったようです。
まぁ、最大の敗因は、現職72歳に対して「73歳」の候補を立てたせいで世代闘争に持ち込めなかったコトだと思います。 県議を辞めてまで出た意味・・・
◎福岡県・福津市長選挙
3期目を目指す現職に、元市議、元市職員、会社社長、元校長の4人が挑む選挙は、元市議が初当選を果たしました。
福津市は駅の再開発により福岡市のベッドタウンとして機能し始め人口も増加傾向です。 そんな有望な市を8年率いてきた現職ですが、申し訳ないけど良く2回選挙勝てたなぁと思うほどに、パッとしません。 だからこそ新人が4人も出てきたのでしょう。 新人候補乱立で漁夫の利を得るかもと思っていましたが、この構図で負けるというのは、やっぱりホゲホゲした市長だったのでしょうね。
当選した元市議は37歳という若さがウケたのでしょうが、彼が掲げていた公約が「減税」。 先日の千代田区長選で2位に入った「アレ」候補が掲げていた公約も、それでした。 今年のトレンドワードになるかもしれませんね。
◎長崎県・五島市議会議員選挙(定数18/22)
現職10人、元職2人、新人10人が立候補し、党派別では自民が4人、公明と立憲と共産が1人ずつ立てた、女性候補2人の選挙は、現職1人、新人3人が落選。 政党候補と女性候補は全員当選しました。
昨年、新人同士の争いを制して市長に就任した人が元国会議員秘書で、仕えていた人が「64歳で100mを12.4秒で走った」でおなじみの青山繁晴氏(自民大阪支部会長)で、そこで学んだコトを国境近くの首長として発揮しているようですが、市長と市議の「アレ」な関係が週刊誌で選挙期間中に書かれ発売日が1日早ければ(島は1日以上遅れる)結果が変わっていたかもしれない、なんてコトが有りました。
そこから時が流れ、今回の市議選。 市長と「アレ」だと書かれた候補や、この騒動を批判したコトで、流出した二人のLINEで結構な言葉で叩いていた “お騒がせ議員” のどちらも立候補しており、下世話な選挙が大好きな方(金城含む)には大注目の選挙でしたが、市長と「アレ」だと書かれた候補が前回から票が半減したもののブービーで当選した一方、それを叩いた候補は次点で落選と、明暗が分かれる結果に。
次点落選候補は2期目当選成らず。 議員選挙では “2期目を目指す現職” というのは1期目の働きぶりをシビアに評価されるため「鬼門」となりがちですが、良くも悪くも目立ちすぎたせいで支持が得られなかったのでしょう。 騒ぐだけではダメ。 まずは市民によりそった活動を頑張らないと。
◎熊本県・宇城市長選挙
3期務めた現職が引退し、次の座を元県議と3人の市議(5期、4期、1期)の4人で争う選挙は、元県議が初当選を果たしました。
「県議1人」と「市議3人」の構図では県議が目立ってしまうのは仕方が無いコト。 元県議が出馬表明したのは4人中2番目。 3番目に出馬を決め2位に入った元市議はまだしも、最も遅く出馬表明した人(市議1期)は何処に勝算を感じたのでしょうか。
まぁ市長選挑戦は2度目なので、どーしても市長になりたいのでしょうが、やっとこさ当選した市議の座と有権者からいただいた支持を投げ打ってでもやるべきコトだとは、私にはとても思えません・・・
◎沖縄県・浦添市長選挙
4期目を目指す現職に市民団体代表の新人が挑む一騎打ちは、現職が4選を果たしました。
未だ57歳と若く自民系な現職は次期知事選の最有力候補だと言われていた時期も有りましたが、2年前に市のTikTokで流したPR動画があまりにも「アレ」だとして炎上し、その機運は消えたかもしれませんが市長としては盤石でした。
対して、いわゆるオール沖縄候補、、、となりそうですが、浦添市は那覇軍港を浦添市西岸に移設に市も県も賛成で、その姿勢に対し他のいわゆるオール沖縄を支える国会議員が同調できない状況にあったため、立候補した浦添西海岸を守る市民団体の代表は、オール沖縄候補ではなく単なる非自民系候補です。 そこの違いってスゴく大きいのですが、どうしても「オール沖縄、またも敗れる」のが残念。 違うんだけどなぁ・・・
それとは別に、敗れた候補単体にフォーカスするならば、告示2週間前の出馬表明という急ごしらえ極まりない選挙で3割の得票を獲ったのは大健闘だと言えるし、無投票を避けて市民が民意を示す場を作ってくれたコトには感謝しか有りません。
そして、この人が出た成果が、次に紹介する選挙に表れているのです。
◎沖縄県・浦添市議会議員選挙(定数27/35人)
現職20人、元職1人、新人14人が立候補し、党派別では自民が7人、公明が4人,共産が3人,立憲、れいわ、沖縄社会大衆党が1人ずつ、諸派2つから1人ずつ立てた、女性候補8人の選挙は、現職4人、新人4人が落選。 女性候補は全員当選しました。
なんと、自民公認候補7人中、3人落選! 市長選では実績重視で現職入れた一方、市議選では自民に鉄槌を下す。 これこそが沖縄県民が持つ “バランス感覚“ で、この結果を導いたのは間違いなく市長選に非自民系候補が出馬して選挙戦になり、争点を問うた成果です。
市長選を余裕で勝ったように見える現職も、実は4期目の市政運営には暗雲が漂っているのです。 これでますます次の知事選出馬の目は無くなったか、“敗戦処理” で出馬させられるかのどちらかでしょう。
さて、ラストを飾るは、コチラ⇩
【今週の幸福実現党】
▼神奈川県・寒川町議会議員選挙(定数18/21人)
現職15人、元職1人、新人5人が立候補し、幸福実現党が現職を1名出した選挙。 幸福実現党候補は5位で当選しました。
幸福実現党の現職は2度の落選にもめげず前回の町議選で初当選し、今回2期目を目指しましたが、投票率が5ポイント下がる中で前回とほぼ同じ得票を獲得。 この地区は固い信者支持者がいるようですね。 サスガでございます。
その他、党派別では公明が3人、自民、立憲、共産が2名ずつ立て、全員当選。
共産は前回は3議席狙いで「ブービー、最下位当選、次点」とキレイに3人並んで1議席落とした反省から、今回は2候補に絞り11位&13位で当選しました。 得票数も前回3候補と今回2候補の合計がほぼ同じなので、無理せず議席維持を狙って成功したのでした。
以上です
当選された皆様の御活躍をお祈り申し上げます
「選挙結果振り返り」テーマ曲
ギターパンダ / 選挙に行ったけど
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