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AIの未来に挑む! 日本のベンチャー企業 ZYRQ ~元PEZYの齊藤元章氏~

AIの未来を変えるかもしれない、
おもしろいニュースを見つけたので、シェアします

ちょっと専門的な話なので、意味不明だと思いますが、

ザックリ言うと、半導体の冷却技術で、革新的な技術

従来とは全く違うアプローチで、超低コスト、超高性能
世界を変えちゃうかもしれない、くらいのインパクト!!

ただ、情報源が少ないので、
どこまでホントかは、よくわかっていません、、、



AERA dot / Yahooニュースの記事より

7ページにおよぶ長文ですが、
一気に読んでしまいました。

私は、元半導体のエンジニア
冗談じゃなく、ホントですよw

もう現場から離れて、うん十年なので、
最新技術はニュースで斜め読みする程度ですが

記事の重要な部分をピックアップしてみると、、、

  • 全く新しい「水浸」冷却方式

  • 次世代生成AIデータセンターの冷却技術として使う計画

  • AIデータ処理の心臓部 GPUとHBM(高密度メモリーモジュール)の冷却に使用

  • 主冷媒として、一般的な水道水のみを利用
    (完全に常識外れ! いい意味でクレイジー!)

  • 外循環させる二次冷媒としては、自然水である地下水、河川水、湖沼水、海水などや、工業用水、冷凍機による冷却水などを利用できる

  • 専用開発した熱伝導構造体の構造にヒミツがあるみたい
    (チップに直接、水を接触させながら、他の電気系統には水を接触させない、柔軟なフィルムで被覆を行う。水密性能の長期間担保を可能とする新しい構造を実用化)

  • 最新のGPUは消費電力が1000Wにも及ぶ
    (数センチ□のチップの消費電力が、エアコン1台分ですよ!)

  • 従来は、チップ温度 100~105℃を想定して設計されることが多い

  • 本技術では、チップ温度 25℃で安定稼働!!(これも、画期的!)
    ただし、チップ内部の温度と冷却水の温度は、意味が違うので、要注意!

  • 25℃を想定すれば、大幅な高性能化やコストダウンが可能

  • 他の最新の液冷方式に対して、現時点で約10倍の冷却能力を有する

  • これにより、データセンターの体積を従来の数十分の1に縮小可能

  • 出願済みの8件の特許のうち6件は、既に特許庁による評価書を受領済

    • 合計156項目の請求項のうち、少なくとも141項目については新規性、進歩性、実用化可能性が有り、特許性を有するとの判断が得られている

    • 今後、順次、各国における特許国内移行手続きを進める

  • 半導体技術では世界最高峰の台湾ITRI(工業技術研究院)と、実用化の共同開発契約を締結したというのがニュースの骨子

とりあえず、以上は、記事からの転記と要約です。
どこまで本当かは、まだよくわかりません。

記事を書いたのは、古賀茂明氏


日本のスパコン「京」の水冷方式

たしか、「京」の水冷も、低い温度だったな、、、
と思い出し、調べてみると

送水温度は15℃±1℃に制御されている。

https://www.fujitsu.com/downloads/JP/archive/imgjp/jmag/vol63-3/paper03.pdf

流し込む水の温度が15℃±1℃で、
チップで温められた水も、20℃前後だったような、話を聞いたことがある

日本のスパコン「富岳」の水冷方式

現役の「富岳」も水冷方式、10℃くらいの水を使っているみたい


独自開発の水浸冷却方式

開発した、株式会社ZYRQの公式HPにも解説があります


ITmedia、別の人の記事も


海外メディアの記事は見当たらず、、、 むむむ


冷却技術の重要性

半導体は、熱くなりすぎると、簡単に壊れます
すぐに壊れなくても、劣化が進み、寿命が短くなる。
10年もつハズが、1年とか、もっと短くなることも。。。

また、熱くなると性能も落ちます
常温や0℃近くに保つ方が、スピードを上げられる

でも、半導体を動かすと、必ず熱が出る
人間も、う~んと考えると、知恵熱が出るようなイメージ
とにかく、半導体自身が出す熱を、いかに効率よく、外に逃がすか
廃熱、冷却が、1つの重要な技術テーマとしてあります


今回のニュースのように、
1000Wのシステム(チップ)を、25℃に冷やすって、
ちょっと現実離れしたイメージで、本当だとすると、超画期的なんですが、、、


日本のベンチャー企業 ZYRQ(ジルク)

始めて知りましたが、PEZYのグループ会社みたいです

元PEZYの齊藤元章氏が主導

PEZY社は一時期、業界でとても話題になっていましたが、
代表が逮捕、起訴されてから、ニュースでは見かけなくなりました。

でも、会社は続いているみたい
そして、齊藤元章氏も動いている!?


半導体技術は、多種多様な技術の掛け算

半導体技術はとても高度に進化していて、
昔の人(私ですw)は、とてもついていけないくらい、
凄いことになってます

  • チップの設計、製造

  • ロジックとメモリー

  • 消費電力と冷却技術

  • 高密度、多層、実装・パッケージング技術

  • ハードとソフト

などなど、、

今回は、冷却技術の話で、
昔は数Wで、もう大変と言われていましたが、
今や1000Wとは、、、
もうけた違いの世界で、宇宙の果てまで行っちゃってる感じ

宇宙のロマンみたいな世界です(笑)


技術がホンモノだとすると、
企業間連携、デファクトを握るまでの道のりが超重要です
今回のニュースは、その第一ステップに見えるので、これも超重要

巨額のお金が動くので、政治も関係してきます
技術だけでは成功できない、、、

うまく立ち回れるのか、
ビジネスの奥深さを感じながら、期待してます!



今日は、ちょっとオタク少年の血が騒ぎ、
暴走ギミになってしましましたw

では、また~



この記事を書いたのは、

収益の柱を増やす「未来実現パートナー」 川原茂樹
https://mousoubiz.com/
https://twitter.com/mousoubiz


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