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Z世代の特性について解説した記事
おもしろい観点だったので、シェアします



Z世代が囚われる「第三者目線」という強迫観念

こちらの記事です
事例や時代の変遷も含め、
Z世代の特性について、丁寧に解説しています


目の前の人と、周囲の空気、どっちが大事?

改めて、言葉にすると、おもしろいな、と思ったのが、
誰を気にして生きているのか?

  • 目の前の相手を大事にする 「第二者目線

  • 周囲の空気を過剰に気にする 「第三者目線

従来の考え方では、目の前の人(お客様)が一番大事

Z世代(若い人)は、目の前の人より、周囲の空気の方を気にする傾向が強い

そして、この傾向は、Z世代だけに留まらず、
社会全体に伝染していくのでは、という問題提起です

Z世代の「第三者志向」の典型がSNSです。
つまり関係のない人の目にどう映るかを意識して、投稿の内容を決める。
最近はインスタ映えを狙いすぎると「イタい」と叩かれるので、
盛った写真には前もって「自己満(足)です」と添えておくとか(笑)

企業のコンプライアンスが過剰すぎないか、と言われることもありますが、
いつしか個人の行動まで「コンプライアンス化」している。

Z世代の若者は、「第三者の目線」をすごく気にすると。
しかしオトナが営む企業や政治でも、炎上やスキャンダルが起きるごとに
「第三者委員会を作れ」「第三者の視点で検証を」と言われる。

もちろんそれ自体はいいのですが、しかし第三者を意識するあまり、
かえって「第二者」をないがしろにする傾向が強まってはいないでしょうか。

ぎこちない会話は、プレゼン合戦の影響だったのか!?

電車の中で、若い人の会話が聞こえてくると、
なんとなく、不自然さを感じる

1人がほとんど喋っていて、相手は聞き役
それも、ちょっとエラそうにプレゼンしている感じ

現代社会のコミュ力は、第三者に見せつけるものだということです。
たとえば、私たち2人がしゃべっているときに
私がコミュ力の高さを見せつけようと思ったら、
相手ではなく外の人に向けて話すようになる

日常のやり取りがプレゼン合戦になって、
二者間で話すことすら第三者に向けて見せるものになっている

SNSを日常的に使うようになって、
目の前の相手だけしかいなかった時代から、
ネット上に、いつもつながっているのが当たり前になり、大きく変化しているんですね


目立ちすぎると、ある瞬間に、一発退場!

Z世代が恐れているのは、
あるとき、一発退場になること

しかも、
いつ、何が、キッカケで、一発退場になるか、予測できない
常にリスクを感じ、怯えながら生きている

しかも、理不尽な理由だったりするけど、
ことが起きてから対処しても、間に合わない

社会から抹殺される、居場所がなくなる、不安を抱えると、
どうしても、リスク回避志向で行動するようになる


第三者目線は強迫観念を喚起します
たぶん若者はそうした強迫観念をいつも持っていて、
友達グループから少しでも外れたら「消される」と、本気で信じている部分がある。

私は大学生たちと接していて、同質化傾向が強いなと感じるんですが、
こうしたキャンセルカルチャーの強迫がその傾向を強めているんじゃないかと思います。

したたかな若者は、あえて、空気を読まない判断もする

空気を読み過ぎることが、自分の自由度、可能性を狭めることをしっかり自覚し、
TPOによって、振る舞い方を使い分ける

したたかな若者も、当然います

若者に希望が持てる部分としては、やっぱり若者はしたたかでもあるんですよね。
それこそ、見た目には純粋でキラキラした人たちであっても、完全に善良ではなくて、
むしろすごく賢く周りを見て、かつ打算的でもあるので。

それこそ「(コロナで)自粛言うてるけど、ちょっとぐらいは外出てええねん」っていう感覚を持てるかどうかってすごく大事な気もします。

そういう意味では、有形無形の第三者からのプレッシャーに対して、
本音と建前をちゃんと使い分けて
本人の中で使い分けのバランスを見つけてほしいと思いますね。
それは古今東西存在する、社会を生きるためのテクニックですし。

空気を読み過ぎる人がいることも、
どうして、そうなってしまうか、もわかっていて、
状況判断しながら、
自分の居場所を、自分でつくっていく


周りの空気に流されるのではなく、
しっかりと客観視し、メタ認知力を高めて
コントロールしていくことが大切ですね



せめて、会社の中では、気楽に本音で話せる空気がつくれるといいな
自分たちがやりやすいように、ルールと共通認識をつくっていく
そういう取り組みが大切でしょうね




この記事を書いたのは、

収益の柱を増やす「未来実現パートナー」 川原茂樹
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