事業計画書はコミュニケーションツール
事業計画書というと、形式ばって、めんどくさいイメージがあるかもしれません。私も、自分でプロジェクトをやっているときは、計画書をつくるのは、とってもイヤでした。ムダでしかない、と。
でも、今は違います。やはり計画がないと、プロジェクトがうまく進まない。自分の頭の整理と、関係者とのコミュニケーションのためにも、計画書が必要なんだと思います。
今日のヒントをくれたのは、中小企業診断士の先輩である、中郡さん。「事業計画書」の必要性、役割について深く考察されています。
自分の頭の中を客観的に整理するための「事業計画書」
まずは、自分の頭の整理。自分自身とのコミュニケーションですね。
何をやるのか、なぜやるのか?
目的、目標、方針、必要性、実現性、期待効果、波及効果、などなど。
計画のストーリーと、数値計画を並列でリンクさせます。
自分で自信をもって語れる状態になることが重要
そのためには、ロジックとパッションの両方が必要です。
パッション(熱い想い、WILL)がないと何もはじまらないのですが、
ロジック(必要性と実現性のリンク)がしっかりしていないと、ツッコミどころ満載になってしまいます。
関係者への説明資料、コミュニケーションツールとしての「事業計画書」
関係者が多い場合は、何らかの説明資料が必要ですよね。
その都度、資料をつくるのは大変。
だから一旦、全体像を「事業計画書」としてまとめて、全体のアウトラインを説明できるようにしておくと、効率的です。
仕事をお願いするときも、全体像の説明がうまくできず、コアの意図が伝わっていなかった、ということはないでしょうか。意図が伝わっていないと、とんちんかんなことが起きて、大トラブルに発展することもあります。
全体像と各自の役割の関係も明確に伝えたい。それぞれ重要な役割なんだけど、相手にその重要性が伝わらないと、優先度が下がって、品質が下がったり、納期遅延を起こしたり、トラブルの元になります。悪気はないとしたら、コミュニケーションの問題ですね。
ある程度、大きなプロジェクトでは計画書が必要。
一人でやるときも、簡単なメモでいいので、全体像を書いて(描いて)おくといいですよ。
確実な成功のために!
この記事を書いたのは、
もうそうビズ企画 代表 川原茂樹
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