10月31日(土):ビャンが書けない。
ハロウィンだ!という実感もないままに、渋谷ロフト1階の特設エリアがクリスマス使用になり、地下1階にはポチ袋のスペースが出来上がっていた。ハロウィンは消えてなくなったのかもしれない。(渋谷では、大勢がただいつも通り行きかう様子を警察が高いところからいかにも物々しく見守っていたが)
本来土曜日はお休みなのだけど、ピンチヒッターで夜4時間だけ出勤だった。その前に、西武渋谷にて、偏愛食堂で、ビャンビャン麺を食べる。2週間ごとに料理が入れ替わるスタイルの期間限定店こと偏愛食堂。ビャンビャン麺のターンになったときいて、ずっと食べたかったのだ。もちもち好き。メニューがたくさんあって、他のも食べたいと思ったのだけど、ひとりで2つも3つも食べられる気がまったくしない。1日ごとに一品、総当たりになりそうだ。あと何回いけるのか。
注文を待つ間に、世界で一番難しいだろう、ビャンビャン麺のビャンの字を書く紙のコンテンツが用意してあった。ひとりで書けるかやって、なんとも難しく、ひとりで「あーー、むずかしいわーー」という顔をするだけで終わった。予想される盛り上がりには欠けたかもしれない。ビャンが書けない。でも書けなくても、ビャンビャン麺は食べられたし、すごくおいしかった。辛いとか甘いとかちょっとすっぱいとか、味に奥行きがあって飽きないし、幅広い麺の重さで箸が変形する。すごくおいしかった。
(コロナの影響なのか、お店自体はガランとしていてちょっとだけ悲しかった)
食べて出勤。4時間の出勤時間だと、微妙に何もできず、わりとぼんやり過ごした。なによりおなか一杯に食べたせいで、ずっと眠かった。家に帰って、すぐにお風呂に入り、本とか漫画を読んだりしていたら日付を超えて11月になったので、もう寝ます。パタン。
<10月31日に読んだ本と漫画>
『ドレス』藤野香織
SF短編小説集の様相なんだけど、こんなに切実で、不穏な読み物をあまり経験していない。まだ3編目。読むたびにゴリゴリに削られる何かは、通して感じる”分かり合えなさ”なのかもしれない。分かり合えないまま、終わってる、今のところ。
『アクトアウト』冬房 承
ジャケ買いして大正解だったで賞。祥伝社さま、ぜひ全12話(上下既刊)のみと言わず、続編を恵んでもらえないか。番外編短編集など。なにとぞ。
『A子さんの恋人』3巻 近藤 聡乃
今年中に全巻読み切ろうしている。A君・・・・。
最後まで読んでくださりありがとうございました。スキです。