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一日坊主になってきた

瞑想をはじめて二年、そして坐禅へ。
どんどん拡がっていくわたしの興味・好奇心。
同時に大きく変わってきた内面しかり。
見た目は同じでも(年はとったけど)
意識レベルでは一年前のわたしとは全然違うよ。


そしてついに一日坊主になってきました(2022年11月)
宿坊体験です。

場所は静岡袋井にある「可睡斎」。
曹洞宗の禅寺で有名な場所(らしいです)。
お寺のこと詳しくないので説明は省略させてください。


最初は泊まってまで坐禅をするつもりはなかったのですが、自宅の近くのお寺さんは「臨済宗」のところが多く、「曹洞宗」の坐禅ができるところを探して探して、結局一泊二日の宿坊の旅になりました。


率直な感想。

初めてすることって楽しい!
いろいろ勉強になりました。
ホントに、すべて初めての体験でした。

今までと違う形の坐禅もそうだけど、作法がおそろしく細かい略応量器でのご飯や朝課(ちょうか)と言って、僧侶たちが毎朝行っているお務めも拝見できた。

読経ですね。

その朝課の中で、面白かったのが、ひときわ鮮やかな緑色の袈裟を着たお坊さんがいきなり現れ、神棚の上の御水を取ってサーっと消えていき、しばらくしてまたサーっと現れ新しい御水を置いて消えていった。

まるで羽根がはえた妖精みたい。

この方、後から聞いてみたら、殿司(でんし)と呼ばれる人らしい。曹洞宗のお寺でもこのような役僧がいるのは珍しいようです。

殿司:禅宗で、仏殿の清掃・荘厳・香華・供物などを受け持つ役僧。




また可睡斎の内観がどこもかしこも素晴らしくレトロで美しく、わたしの好みに見事どハマりしました。

インスタにアップしたレトロな内観↓


そして、中でも一番目を引いたのが「大東司(だいとうす)」と呼ばれるお手洗い。可睡斎に拝観に来たら、たぶんここが一番の見どころかも知れません。

びっくりするよ。トイレに神様がいるんだもん。
烏蒭沙摩明王像(うすさまみょうおう)と言うらしい。

大東司入口。いちおう男女兼用(笑)
女性用のトイレは別にあるから今は男性しか使ってなさそう
中央にいらっしゃるのが「烏蒭沙摩明王像(うすさまみょうおう)」



そしてメインの坐禅堂へ。

細長い穴蔵のような通路を渡っていきます。
まるで日常から離れていくような感覚。
ここから瞑想状態に入れそうです。


そして穴蔵を抜けるとそこは、坐蒲の里であった。


ずらりと並ぶ坐蒲。わくわく度が止まりません(笑)
こう言う場所がうちの近くにあるといいなあ
堂内の外側にも坐蒲が置いてあります。
こちらは暁天(早朝)坐禅のときに坐りました。
分けるのに何か意味があるんでしょうか。



一泊二日の短い旅でしたが、いい経験でした。

坐禅って奥が深い。
もちろんつまるところ瞑想も奥が深いんだけど、ここにきて、初めて「瞑想」と「坐禅」の違いが見えてきた気がします。

「瞑想」と「坐禅」の違いは?と問うてみたことがある。

「坐禅はお寺で行う瞑想だよ」とか「最終的には同じもの」という応えがかえってきたりした。

でも違うような気がする。
両方やってみて、体感としてわかる。

同じ「坐る」と言う行為ではあるけれど、両者は似て非なるものではないかな。


もちろん、御朱印拝受してきました

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