「全てにおいて、今、変化が必要だ」元ソニーCEO 出井氏に学ぶ生涯現役という生き方
皆さん、こんばんは。山崎美穂です。
先日、残念なことに元ソニーCEO 出井伸之氏が亡くなられました。
(出典:https://thefocus-on.com/idei_nobuyuki/)
約2年ほど前に、お会いさせていただく機会があったのですが、
静かながら凛として強烈な存在感を放たれていました。
その際にお話しされていたことを、今でも強く記憶しています。
「僕は今フランス語を習い直しています。
何かを始めるのに遅いも早いもありません。
人生100年時代ですから、冒険しなくちゃ。
それには変に自分のことを低く見ないでチャレンジあるのみですね。」
御年80歳を超えられてもなお現役で、仕事も趣味もチャレンジされ続けている姿勢に感銘を受けました。
一般的にいうと、80代は老後で隠居生活を楽しむ方が多い中で、
働き盛りの年代以上のエネルギー感と目標設定で動かれているその生き方そのものが、『ジャパンアズナンバーワン』という時代を作ってこられたのだと思いました。
出井様の著書「変わり続ける 人生のリポジショニング戦略(ダイヤモンド社)」)も読んで勉強させてもらったのですが、人生を切り開くリポジショニングについて触れられていました。
「人生でも会社でも社会でも春夏秋冬があると思っています。今はいうなれば冬ですが、だからといって悲観することもなく、冬は必ず春になります。
そして日本を春にするには、ベンチャー力だと思います。変革はTOPの力だけでは成し遂げられません。今若くして危機感を持っている人たちが働きやすい環境を作ることが大切です。日本の社会そのものが変わっていく必要があります。まさに『全てにおいて、今、変化が必要だ』ということです。」
短い時間でしたが、若輩者の自分はまだまだ守りに入っている場合じゃないなと背筋が伸びました。僭越ながら、チャレンジという想いのバトンをもらった気がして、そうなのであれば自分にできることはまだまだ沢山あるし、生涯現役でチャレンジする生き方をしていきます。
最後になりましたが、出井様のご冥福をお祈り申し上げます。
皆様、いつも読んでいただきありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。