First to Marketを獲得するためにバックキャスティングを活用しよう
こんにちは!
今回は「First to Marketを獲得するためにバックキャスティングを活用しよう」についてお話しします。
First to Marketを獲得するためにバックキャスティングを活用しよう
価格支配力とマーケティングの著者でもあり、戦略コンサルタントの松岡泰之氏はこう述べています。「First to Marketを取ることで、価格への支配力を得られる」と指摘します。
First to Marketとは、自社が市場自体を新たに創造し、その商材やサービス領域において最初の値付け者になること。
松岡氏は「魅力的な新市場を獲得する、イノベーションを起こすためには、フォーキャストではなく、バックキャスティングが有効」だとも言っています。
フォーキャストとは「過去〜現在」のビジネス環境を徹底的に分析し、「現在〜近未来」への戦略を考えるプランニング手法のこと。フォーキャストは、役割の明確化によりビジネスの効率化ができます。しかしながら、役割が過度に分散すると、局所的な最適化に陥り、変動に適切に反応できなくなります。
「現在」を基準にして未来を予測する場合、フォーキャストが適しています。しかしながら、現代のビジネス環境は「VUCA」状態です。VUCAとは、変動性(Volatility)、多様性(Complexity)、不確実性(Uncertainty)、および不明瞭性(Ambiguity)の各単語からの略語。ビジネスにおいて急速な変化や不確実性を示唆しています。
フォーキャストは、現在の状態を基に未来を考えるものです。既存の情報やデータを基盤としているため、常に同じ思考の延長線上にあります。そのため、未来の変動や新しい問題への対処方法を示唆するのは困難です。
たとえば有名な富士フィルムやコダックの大きな成功を収めた会社でさえ、スタートアップ企業に破壊的イノベーションをもたらされることがあります。現在の変動的なビジネス環境での衰退を避けるためには、現在の成功に執着することは危険なのです。
そのため企業は逆算の方法、すなわちバックキャスティングを用いるべきです。
バックキャスティングとは、未来の理想的なビジョンを設定し、そのビジョンに沿って現在のタスクや行動を洗い出すアプローチ方法のこと。
要するに、未来の成功を確立するための改革を検討するとき、望ましい未来を描き、それを実現するための具体的な手段を考える必要があります。バックキャスティングは、未来志向の行動を促すキーとなる方法です。しかしながら、バックキャスティングには高度な創造性や想像力が必要なのです。現在のビジネスがVUCAの状態であると認識しつつも、新しいビジョンやコンセプトを発展させ、革新を引き起こす力を持つ必要があります。
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