Barbourを探す旅 完結編
年末も年末、いかがお過ごしでしょうか。
私ときたらですね、とうとう見つけたのですBarbourを…。
前置きからもう一年くらい伸ばしに伸ばしましたが、今年のフリは今年の内に、きちんと回収してから来年を迎えたいもんね!
私のBarbourについて
あれからもゾンビのようにBarbourを探しまくっていた私でしたが、遂にこれでは?という逸品を見つけて店舗に出向き、試着しちゃったのであります。それがこちらです。
EDIFICEで別注されたBarbourとMARKAWAREのコラボとかいう、もう捻りに捻ったやつを最初のBarbourにしちゃう辺りで、私がいかに拗らせてしまったか皆さんにも伝わったのではないでしょうか?もう具合悪いよね。
でも語らせてほしい。何が良かったか。
①やっぱりSPEY
もうずーっと言ってますけど、まずSPEYという短い丈のものが欲しかった。これは外せない。前も書きましたがSPEYはフライフィッシング用のジャケットが元になっているので、右胸のあたりの当時の名残の”D環”が付いています。当時はルアーとかの釣り具をここに引っ掛けていたようです。
こういうね、実用性を失ったディティールが大好きなんだよ…ほら、元々軍用品として作られたのに戦後に日用品になっていくものとか最高じゃない?スターウォーズで言うならEP5の惑星ホスで使ってたスノースピーダーとかね!あれ?あれって民間用機体を冷寒地仕様にして軍用にしたんだっけ?逆じゃんね、アハハ!←
ただ、時々別注やコラボ品のSPEYはこのD環を省略してしまうものもあり、そういうモノは私の中で除外されてしまうのでした…こだわりだね。
②結局、ノンワックスが使いやすいのでは?
…あれ?、と思った方、あなたは私のことが大好きに違いないです。恥ずかしがらず挙手(コメント)して下さいね。
以前書いた『Barbourを探す旅』の中で挙げた私の譲れないポイントがこちら。
おいー!③、おいー!「必要、絶対」とか書いとるやないかーい!
でもね、聞いてほしい。
ここに関してはとても悩んだのです。どれくらい悩んだかって、そりゃもうこんなに投稿期間が空くくらい悩みまくりました。結婚式の準備中もずっと考えてたし、短歌を詠む度に頭をよぎったし、植物たちに水を遣る度に「ワックスってどう思う?」とみんな(植物)に聞いて回ったくらいです。正直今でも答えが出ないレベルです。
でね、二つ出た答えがあって、
これは本当にそうで、やっぱりワックスが気になる。保管するにも、カバンを持つにも、公共交通機関の椅子に座るにも、私の性格上気になってしまうことを考えると、そこはストレスフリーで着れるノンワックスの方が使い勝手がいいのではないか、と。
そしてもう一つが、
私の中のマリーアントワネットが宣っております。
そうです。本当に欲しくなったらワックスのBarbourを買えばいいのです。今度は一番オーソドックスな丈感のBEDALE辺りで、ワックス付きで…と夢が広がっています。Barbour、なんて罪な奴なんだ…。
③これ、本当にノンワックス?
そう言いながらもワックスの重厚感というか堅牢感というか、ペラペラしていないどっしりとした感じは捨てがたい。昨今Barbourでもノンワックス品が随分増えているように思うが、どうも安っぽい感じに見えてしまうものが多くてモヤモヤ。
ところが今回出会ったこの子はペラペラ感はほとんどない。と言うのも着てみるとわかるのだが、生地がとても堅い。ワシワシしている。悪く言うとちょっと着心地が悪い感じもある。が、店員さんから説明を受けたことがWEBページに書いてあるので引用しておく。
見てくれよ、こんなに心くすぐる文章ある?ないよね?一生ものですってよ?スレン染料も調べてみたけど難しかったから省略。
更に店員さんからはこんなことも言われた。
この店員さんは私の心の柔らかいところを的確に貫いてくる店員で辛かった。このBarbourはBarbourの中でもなかなかのお値段だったけれども、もうこの言葉で値段とか吹き飛んだ。”経年変化”って言葉、私大好きって言ったっけ?何で知ってるの?前の記事読んでくれてるフォロワーさんですか?
ちなみに脇に居た妻は「あなた好きよねぇそういうの」と言ってくれたが、私はにやにやしてそれどころではなかったのを察したのか、店員さんの方が「男は好きですからね、そういうの」とフォローしてくれた。もう好き。
うっきうき、Barbourコーデ
もう御託はいいから早く画像出せって時間帯よね。
ということでまずは単体からいってみよー!
さてここからは私のコーディネートです。
まぁ雑に何着ても様になるんですけど、お気に入りなのをどうぞ!
アウター:Barbour for MARKAWARE & EDIFICE 別注 SPEY/スペイ
インナー:リバースウィーブ(R) フーデッドスウェットシャツ MADE IN USA チャンピオン
ボトムス:RRL スリム フィット Belgrade ジーンズ
インナーはエルサに咎められたパーカーで、デニムは東京の試着室でパンツ丸出しにして買ったデニムです。思い出深いね。
ちょっとわかりにくいのですが、やはりSPEYは丈が短いので、少しパーカーが見えるのがいいね。まとまって見えます。
そしてやっぱりデニムとも合うよねーBarbourの無骨な感じと相まってかっこいいのを、パーカーでちょっと中和する感じ。おじさんパーカーを咎められそうだけど、私は堂々と着て生きていこうと思うよ。
靴は適当にスニーカーが良いよね。カジュアル感が出てかわいいです。キャップ付けてもいいですね。
アウター:Barbour for MARKAWARE & EDIFICE 別注 SPEY/スペイ
インナー:PEREGRINE ブリティッシュウールアランセーター
ボトムス:無印良品 婦人 ストレッチ起毛タックワイドパンツ
インナーにこれまたイギリス製のセーターを入れました。実はこのBarbour、ちょっとだけ大きく作られているので、こういう分厚いセーターも難なく行けちゃう。何ならセーターの下にシャツも着れる。真冬は苦しいかもしれないけど、風は全然通さないので意外といけるのでは?と思っている。
一応Barbourはカーキなんだけど、こうしてみると黒っぽさもあり、黒すぎない黒コーデになるのもカッコイイポイント。
そしてね、男性に(いや、女性にもお勧めしていいのか)こっそりお勧めしたいのが、この無印の婦人パンツです。
このスラックス私はXLを履いていますが、この太さ、長めの丈感、動きが出る感じは堪らないです。ちなみに色違いで買うくらい気に入っています。こういうのメンズにないんですよねー。なので私は妻に付いてきてもらって(ん?私が付いて行っているのか?)婦人コーナーを見ています。
色違いだとこんな感じ。
こっちを見てもらうとわかりやすいんですけど、いい感じに足元にボリューム感が出るので、ショート丈のSPEYとの相性がいいように思います。腰の位置が高く見えて足が長く見えますし、バランス感が秀逸です。
足元は(黒のスラックスの方は)白靴下に黒ローファーが良かったなぁ。あえてちょっとごつい革靴とかとも相性がいいように思います。こっちもスニーカーで外すのもいい。(歩きやすさに勝てない今日この頃)