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第509回名古屋フィル定期演奏会

今日は名古屋フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会へ行きました。
音楽監督の小泉さんが3月で退任します。
今日と明日が音楽監督として最後の定期演奏会の指揮になります。

シューマンの交響曲第1番とチャイコフスキー交響曲第5番です。
この2曲は小泉さんのど真ん中ストライクの曲という濃厚ロマンな演奏が聴けそうです。
今日も2曲とも小泉さんは暗譜での演奏になります。暗譜での指揮はすごいですね。自分の中では小泉さんとコバケンさんが指揮者の2大巨頭ですね。

■シューマン/交響曲第1番

今日はメンデルスゾーンの誕生日ですが、この曲の初演を指揮したのはメンデルスゾーンでした。シューマンとしては初めての交響曲でメンデルスゾーンのアドバイスでいろいろと改訂したそうです。

第1楽章の冒頭から若干遅めのテンポでじっくり濃厚な味わいを出すところはさすがは小泉さんですね。何度も聴いている曲ですが、新鮮な味わいがありました。
第2楽章の緩徐楽章がまたすばらしかったです。

そして第3楽章のスケルツォ楽章は2つのトリオとスケルツォのバランスが絶妙でしたね。
そしてフィナーレの第4楽章は楽しかったです。

シューマン交響曲第1番を音楽ホールで聴いたのはかなり久しぶりでしたが、味わい深い濃厚ロマンのシューマンが聴けました。

■チャイコフスキー/交響曲第5番

略してチャイ5とか言いますが、チャイコフスキーの交響曲の中でも最も人気曲です。
音楽ホールで聴いたのは10回ぐらいは聴いていると思いますが、映える曲ですね。

小泉さんも得意にしている曲で第1楽章の入りから濃厚な演奏です。
チャイコフスキーの交響曲、やっぱりオーケストレーションがすばらしいですよね。第2楽章の管楽器と弦楽器のやりとりなんかすばらしくて鳥肌が立ちますね。

そして怒涛のフィナーレ。すばらしいですね。
小泉さんの指揮は暗譜ですが、演奏者と目を合わせることですばらしい演奏が生まれるなんて思いますね。

すばらしいチャイコフスキー交響曲第5番でした。

終わった後の観客席の拍手は小泉さんが退場してからも鳴り止むことはなく、小泉さんが舞台に再登場します。

来シーズンの定期演奏会でも小泉さん指揮予定はありますが、音楽監督してのラスト定期演奏会すばらし過ぎました。感動をありがとうございました。




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