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寺田弦楽四重奏団の第10回演奏会

2日連続のクラシック音楽の弦楽四重奏の演奏会へ行きました。
セントラル愛知交響楽団の4人で結成した寺田弦楽四重奏団の演奏会です。寺田さんはセントラル愛知交響楽団のコンサートマスターです。

今日はメンデルスゾーンとベートーヴェンというよだれがたらたら出てくるおいしいプログラムです。

■メンデルスゾーン弦楽四重奏曲第3番

シューマンが絶賛したという弦楽四重奏曲。
ファンタジックですね。

第1楽章は若いときに作曲した弦楽八重奏曲と似ているところがあります。寺田弦楽四重奏団の演奏は弱音を意識した演奏でメリハリをつけていた印象です。

この曲の醍醐味は第2楽章、第3楽章になりますね。ファンタジック。メンデルスゾーンしか到達できない世界だと思います。聴いていて鳥肌が立ちます。

作品44の3曲(第3番、第4番、第5番)はあまり演奏されない気がしますが、それぞれ良さがある曲であると思っています。個人的の好みは第5番です。第5番は少し難解ではありますが。

メンデルスゾーンの3番の弦楽四重奏曲を満喫しました。

■ベートーヴェン弦楽四重奏曲第8番「ラズモフスキー第2」

ラズモフスキーは3曲とも大好きです。
第2は唯一の短調の曲です。
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲で最初にはまった曲はこの曲で第1楽章の競り上がるフレーズがかっこいいので、入り込みました。

さらに第2楽章の緩徐楽章はラズモフスキーの3曲の中でもレベルが一段上だと思っています。感動する緩徐楽章です。
今日も第2楽章の演奏に酔いました。

さらに好きなのが第4楽章。
ちょっと田舎っぽいフィナーレですが、かっこいいです。

■アンコール

メンデルスゾーンの結婚行進曲。
うちの娘はいつ結婚するのかなとかメンデルスゾーンにするのかなワーグナーにするのかな?どちらでもいいですが。自分の結婚式はメンデルスゾーンでした。

祝典的な結婚行進曲の後に夕焼け小焼け。
作曲されてからちょうど100年ですね。
日本の心を感じる日本歌曲を弦楽四重奏曲で。

2日連続の弦楽四重奏コンサートに充実感いっぱいです。



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