愛知室内オーケストラ第80回定期演奏会
今日は仕事終わらせて愛知芸術劇場コンサートホールへ行きました。
愛知室内オーケストラの定期演奏会です。
第80回になります。
今日のプログラムは前半が新曲の世界初演が3曲、
後半はバッハでバロック音楽です。
つまり前半は21世紀の音楽、後半は18世紀の音楽と300年の違いがあります。
新曲3曲はもちろん聴いたことが無い曲で、緊張します。新曲というと現代音楽なので、難解な曲が多く、楽しみ半分、怖さ半分です。
◼️ロクリアン正岡/ロクリアン交響曲「7の神通力」
曲自体は聴きやすかったです。
同じメロディーの繰り返しみたいな感じでしたが、いろいろな楽器がリレーしたりして同じメロディーでも飽きませんでした。
曲自体が明るく前向きな曲でしたので、気持ちよく聴けました。
マリンバ奏者が左右にバチを2本ずつ持って叩いているのは曲芸ですね。
演奏後は客席にいた作曲家のロクリアン正岡さんが立ち上がって挨拶しました。
◼️土屋雄/仮想の楽園
1曲めの正岡さんの曲は地球の大地で聴こえる音楽でしたが、この曲はいきなり飛ばされます。
異世界に飛ばされましたね。
まさしく現代音楽というジャンルの曲で、難解でつかみどころが無い曲です。
異世界を楽しむという感じになります。
途中でどこかで聴いたメロディーが出てきます。
ベートーヴェン交響曲第9番第3楽章?
それも一瞬ですぐにかき消されました。
これは何の意味があるのか謎ですね。
異世界を楽しみました。
1曲めと2曲めのオーケストラの配置ですが、
打楽器(パーカッション)の配置に注目です。
パーカッション奏者って何でも屋でもありますが、いろいろな楽器を叩きこなしているのはすごいと思います。
◼️水野みか子/ピアノと管弦楽のための「波の交替」
ピアノ協奏曲になります。
ピアノのソリストが小坂絋未さんです。
曲が電子音のような響きのピアノですが、美しいですね。
波というのを意識した曲でしたが、これまたパーカッションが多彩ですね。
現代音楽ですが、素敵な曲でした。
ここでハーフタイムです。
お腹空いたので、ビュッフェでショコラケーキを食べました。
後半はバッハです。
戻ってきたらあまりにも小編成になっていたので、びっくりしました。
18世紀の音楽は小編成なんです。
宮廷音楽、サロン音楽になってきます。
違いは上記の編成図を見てください。
◼️バッハ/管弦楽組曲第2番
フルートがソリストなんですね。
知らなかったです。
フルート奏者は愛知室内オーケストラの団員でもある世良さんです。
自分がクラシック音楽を聴き始めたのは35年ぐらい前です。
バッハの管弦楽組曲第2番と第3番の入ったカセットテープを買ってよく聴いていました。カセットテープの時代でCDが出始めた頃です。
ラジカセのカセットテープでクラシック音楽を聴いてました。
最近はバッハはめっきり聴かなくなりましたね。
あの頃を思い出しました。
現代音楽の後にバロック音楽は癒しですね。
ポロネーズの中間部のフルートのソロとチェンバロとチェロが伴奏するところがいいです。
◼️バッハ管弦楽組曲第3番
第2番と比べるとオーボエとトランペットとティンパニーがあり、弦楽オーケストラも分厚くなります。
ハイドンやモーツァルトの時代の編成に近づきます。
第3番には独立した曲にもなっているG線上のアリアがあります。
G線上のアリア、やっぱりいいですね。
現代音楽とバロック音楽の組み合わせ、音楽の歴史を満喫する演奏会になりました。
観客がかなり少なかったのは残念でした。
愛知室内オーケストラのプログラム、演奏は好きなので、また行く予定です。