シュターミッツ弦楽四重奏団のコンサート
今日はシュターミッツ弦楽四重奏団のコンサートへ行きました。
シュターミッツ弦楽四重奏団は昔から知っていましたが、今回初めて聴きます。ドヴォルザークの弦楽四重奏曲の全集を出したということで自分が若いときから気になっていた弦楽四重奏団です。ドヴォルザークの弦楽四重奏曲の全集は若い頃にプラハ弦楽四重奏団で買いましたが、ドヴォルザーク愛が無いと全集は出せないですからね。
今回のコンサートはドヴォルザークとシューマンのピアノ五重奏曲でピアニストが平山晶子さんです。平山さんのピアノを聴くのも今回が初めてです。シュターミッツ弦楽四重奏団とは何度か共演しているのは信頼関係がありますね。音楽大学ではなくて岐阜大学教育学部出身というのが驚きました。
■ドヴォルザーク弦楽四重奏曲第12番アメリカ
第1楽章だけの演奏でした。第1ヴァイオリンの音色がすばらしかったですね。この曲は親しみやすい曲で、コンサートのオードブルとして幕開けという感じでした。
■ドヴォルザーク/ピアノ五重奏曲第2番
今日はダブルメインディッシュでまずはドヴォルザークのピアノ五重奏曲第2番。個人的に大好きな曲で最終楽章が特に好きです。
第1楽章の最初のチェロとピアノから始まって5つの楽器が合わさるところが好きです。5つの楽器の会話、リレーなど、ドヴォルザークの室内楽はかなり好きで、このピアノ五重奏曲第2番は最強の楽しさを持っていますね。
CDでもたくさん聴いていますが、生で聴くのは全然違ってCDでは聴こえてこない音もありますし、楽器のやりとりは目で見ることで感じるものが違いますね。
平山さんとシュターミッツ弦楽四重奏団の演奏に最初から最後まで聴き入りました。すばらしいドヴォルザークのピアノ五重奏曲第2番が聴けました。
■シューマン/ピアノ五重奏曲
ダブルメインディッシュの2曲めはシューマンのピアノ五重奏曲です。シューマンの室内楽は内省的で内に秘めたロマンというイメージですが、ピアノ五重奏曲はベクトルは外向きです。
心が弾むような曲で、特に最終楽章はゴムまりのような弾み方で弾んだもの勝ちですね。
平山晶子さんがドヴォルザークのときはドレスが赤系だったのが、シューマンのときは黒いドレスにチェンジしました。
シューマンのピアノ五重奏曲も第1楽章から第4楽章まで楽しく聴きました。
ドヴォルザークもシューマンもどちらも楽しかったです。
■アンコール/花は咲く
ピアノ五重奏曲に編曲された「花は咲く」がアンコールで演奏されました。
命の大切さを感じながら、また、精一杯生きるということを肝に命じて生きていかなければと思いました。未来に向かってやれることを一生懸命がんばりたいと思います。
すばらしいアンコールの演奏でジーンとしました。
今回は3年前に計画したコンサートでしたが、ゴロナ禍で延期に延期を重ねて実現できたことに感謝です。また機会があったら平山晶子さんとシュターミッツ弦楽四重奏団のコンサートを聴いてみたいです。