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新井貴盛ヴァイオリンリサイタル

今日は宗次ホールへ行きました。
スイーツタイムコンサートで名古屋市出身の新井貴盛さんのヴァイオリンリサイタルです。

デヴィ夫人が若手演奏家を発掘・支援するために開催しているイブラ・グランド・アワード・グランプリの第1回でヴァイオリン部門で優勝しました。
ちなみに今年は第4回が行われました。

当日券をゲットし、開演時間までランチです。
あんかけスパゲティのユウゼンで、ベーコンエッグスパゲティです。
昔は会社の事務所が新栄町駅近くでしたので、昼休みによく行きました。最近は宗次ホールのコンサートで空き時間に行くことが多いです。

宗次ホールに到着します。
自由席なので、前の方の席をゲットします。

新井さんのヴァイオリンも正住さんのピアノも初めて聴きます。東京芸術大の同級生だそうですね。正住さんのブログを少し読ませていただきました。

今日のプログラムはシューマン、ブラームスのヴァイオリンソナタがあり、重みがあって充実度の高いプログラムです。

技巧派の曲というとイザイぐらいで、あとの3曲はヴァイオリンの技巧よりはアンサンブルの楽しみの方になってきます。

◼️シューベルト/ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番

ソナチネとは小ソナタという意味です。

この曲は久しぶりに聴きます。
晩年の大曲とは程遠く、モーツァルト時代の古典派音楽という規模です。

第1楽章を聴いて大好きなシューベルトの弦楽四重奏曲第9番によく似たメロディーがあるなと思ったら作曲時期はほぼ同じ頃なんですね。
18歳から19歳ぐらいの作曲です。

魅力なのは第2楽章です。歌うメロディーはまさしくシューベルト節ですね。
シューベルトの歌のとりこになります。

◼️シューマン/ヴァイオリンソナタ第1番

シューマンのヴァイオリンソナタは3曲ありますが、どの曲もシューマンらしい深いロマンがあり、聴きごたえあります。

第1楽章、第2楽章は旋律的にヴァイオリンが引っ張っていきますが、第3楽章はヴァイオリンとピアノが対等にやり合ったり追っかけっこしたりします。
室内楽アンサンブル、楽しいですね。

◼️イザイ/無伴奏ヴァイオリンソナタ第5番

ピアノ伴奏無しの無伴奏ヴァイオリンソナタです。
イザイというとヴァイオリンのスペシャリストで、難曲が多いというイメージです。

第5番はヴァイオリンの技巧の中にも自然の描写や民族舞曲など楽しめる曲になっていますね。

アンサンブルではなくて無伴奏のヴァイオリンソナタも楽しめたし、新井さんのヴァイオリンの技巧も楽しめました。

◼️ブラームス/ヴァイオリンソナタ第2番

そして最後はブラームスのヴァイオリンソナタ第2番です。
ブラームスのヴァイオリンソナタは3曲ありますが、どれもすばらしい曲で、アンサンブル的にも優れた曲だなと思っています。
ブラームスの室内楽はどの曲もレベル高いです。

第1番、第3番は季節は秋のイメージですが、第2番は夏のイメージです。

また第2番は3曲の中でも旋律は1番地味ですが、アンサンブル的に1番魅力があると感じています。
ヴァイオリンとピアノの2つの楽器のやりとりがすばらしいです。音楽ホールで聴くと魅力が増幅しますね。

ブラームスのヴァイオリンソナタ第2番、満喫しました。

◼️アンコール

全曲演奏終了後、拍手の間のみ写真撮影OKということでこのブログ用に撮りました。

アンコールは
シューベルトのアヴェ・マリアでした。
美しい旋律でした。

アンコール2曲めがありました。
ブラームスのハンガリー舞曲第17番でした。
2曲もアンコールやってくれました。
ありがとうございます。

ヴァイオリンとピアノの室内楽アンサンブル、楽しかったです。

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