【詩】説教

説教されている間
上履きのつま先を見てた
2年生は先端がえんじ色で
1年生の紺色が羨ましいな
ジャージは緑色でかえると
他校生徒にバカにされている
顧問の教師の説教は
聞けば聞くほどよくわからない
だってわたしは悪くない
機嫌の在り処で急に怒り出した
あんたが悪いあんたが悪い
誰も指摘はしないけど
早く終わらないかな
いい大人なんだから
アンガーコントロールしてよ
おなかすいた
私は家に帰りたい