趣味や仕事でクリエイティブな作業をすることの意味とは?
サムネイルの画像は過去に私が編集し発行したオリジナル創作系の同人誌です。
その同人誌内に掲載した漫画作品のいくつかを自分のYouTubeチャンネルで再編集し公開してます。
先日UPした動画が「DEEP RED」という作品でこちらです。
自分の過去の漫画を何本か再編集して思ったのは…
なんなんだ!!
この「死ネタ」のオンパレードは⁉
動画にしていない過去の他の漫画作品を見直して思ったのは9割がなんだか知らないけど「死が絡んでくる話」ばかりで自分でも私ってどういう人間だったのかと恥ずかしくなりました💦
こういう感じの作品をこの頃はちょいちょい描いていて(前向きな描写の作品もたくさん描いてますが根底に死の描写がある話が多め)この頃の私は死に囚われていたんだなぁと自分でも感じました。
クリエイティブな作業をした経験がある人なら共感してもらえると思うんですが自分の中にないものは発信出来ないんですよね。
これは努力でも才能でもなくて感性そのものだと私は思ってます。
オリジナル作品というものは──
好きすぎてリスペクトゆえの真似ともとれるオマージュだったり自分の経験や体験したことだったり様々な事柄に影響されて出来上がるものが後となって、その人のオリジナルな感性につながっていくものだと思っています。
「DEEP RED」を例にメイキング話をさせていただくと…
この頃は「AKIRA」の影響と憧れからビルとか夜景とかやたらと都会を描きたくてビルが出る話が描きたかった。動画のサムネイルの背景は東京じゃなくてニューヨークの街並みを当時あった「コスモポリタン」という雑誌から模写して自分で必死に描いたんですよ。
現在でもビルと夜景は(廃墟も♡)大好きです。
そういうこともあって空やビルや都会の写真を撮るのも好きなので自分が撮影した写真を動画内でたくさん使用していたりします。
主人公がやたらとセーラー服なのは白倉由美先生の影響大ですね。
こちらの記事でお話した「贖いの聖者」そのものの世界観だったりします。
あと当時の自分が「DEEP RED」のフリートークで語っていたんですが「高校教師」の映画版に影響されてこうなったと言ってて、でも自分としてはTV版のドラマの「高校教師」の終わり方のが好きなんだと言ってました。
私が言ってる好きな終わり方は最初のドラマで真田広之さんと桜井幸子さん演じる二人が電車の中で指に赤い糸をつなげたまま…ならんで座って眠っている…死んでるのか眠っているだけなのか分からないという終わり方です。
ちなみに「高校教師」は1993年当時に流行ったドラマです。
「DEEP RED」は最後のシーンを(全てが紅く染まる情景を)どおしても描きたくて、ただそれだけのために逆算して話と設定を作りました。
漫画家の清水玲子先生もラストを決めてから話を逆算して作ることがあるとどこかで言っていた記憶があるのですが私もラストシーンを決めてから逆算してプロットを作ることが多いです。
そんな私が漫画を描く上で一番苦手な作業がネームです。
同人誌にしろ投稿するにしても何ページ以内に話をまとめなくてはならないのですが「それが大の苦手」なんです。
読み切りだと16、24、32ページが多いですよね。
6ページで収めて下さいねとか最大でも8ページ以内でお願いします。
〜と指定された場合、先程のラストシーンを決めてから逆算して話の内容を6ページで説明し物語をきちんと起承転結させて理想のラストシーンを描くということが、いかに難しいことなのか💦多分、私の努力が足りないか漫画家に向いていないだけかの話。
6ページは6ページなりの理想の話展開やボリュームがあるんでしょうけど、私の場合いつも詰め込みたいことだらけでセリフや話が入らなくなって結果💦無理に詰め込むという…でもなくしたくないセリフもあるし説明もしなくてはならない💦ああ…どうしよっ話が〜コマ割りがぁ〜セリフがぁ〜絵が入らねぇ〜ってなっちゃいます。
それらをこなし素晴しい作品を生み出すブロの漫画家さんやアマチュアの漫画家さん達には尊敬の念しかありません✨
上は最近YouTubeで視聴させていただいてる『【Hyde Channel】元週刊少年漫画家ペガサスハイド』というチャンネルがあるのですがハイドさんが視聴者からのお悩み相談だったりイラストや漫画の添削をしているチャンネルです。
ちなみに「ページ数が足りない」問題についてのアドバイス動画もちゃんとありました。
動画を見て理解したのは私には構成力がないということでした💦
何事にも引き算って大事なんですね。
自分が漫画家志望だった現役の時に、こんな素敵なアドバイスをしてくれる先生がいたら漫画描くの辞めてなかったかもしれません。
特に人生相談と漫画添削の回が私は好きなのですが記事タイトルにある「クリエイティブな作業をすることの意味とは?」の答えがハイドさんの漫画添削の動画の中にありました。
動画の中の相談者が「うつ病だから今は漫画を描く事ができない」ということに対してハイドさんがしている答えがそうだよなぁって共感したのです。
漫画家に限らずイラストを描く人や小説描いてる人、音楽を作ってる人に映像を作ってる人、すべてのクリエイティブな作業をしている人に言えることだなと私は共感しました。
ハイドさんの漫画添削は漫画家を目指してる目指してないに関係なく社会生活の中で必要なことも話していたりするので私みたいなオバちゃんでもためになることがたくさんあります。
それにハイドさんの動画を見ていて思うのはプロの漫画家さんというのは、いろいろな能力がマルチで必要な職業なんだなと改めてすごすぎると関心させられました。
今は昔と違ってプロじゃなくても個人的に趣味で作品を自由に発信できる時代になりましたね。
自分の感性は本人だけのオリジナルなものだから発信することに意味があるんだと私も思います。
私も自分なりにですが少しでも何かを発信したいなと思っています。
ハイドさんが相談者になんて答えたか気になる人はこちらの動画をどうぞ最後の方で答えを語られています。