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スレイヤーズ感想まとめ2023-無印とNEXT

 Twitterで行われていた「同時視聴」企画で観直したときの叫びです。
 Twitter初心者だったので、言葉の精度が低いし語尾がなんかアレです。




▼ 無印(2011/11/23)

(23)Warning! エリスの執念!
エリスの行為は逆恨み……とは言えど、どこか純粋な狂気というか、レゾへの愛情を感じてしまって、今はちょっとかわいそうに思える……。観てた当時は何も思わなかったのに。

(24)X-DAY よみがえる魔獣!
リナが戦う姿を観ていると、彼女が少女だと言うことを忘れてしまう。一度「リナは特別だから戦うんだ」と思ったこともあったけれど、今なら「リナは戦うから特別なんだ」と思える。そして泣き叫ぶガウリイの声が悲痛すぎて涙が出る……。

(25)Yes! 最後の希望 祝福の剣
ギャグあってこそのスレイヤーズ、ということをフィルさんにて痛感する(笑) セイルーン王家だいすき!
人間には生み出せない力を、人間がその身もしくは創造物を媒介としてこの世に具現化する……それを祝福の剣が体現しているような気がする。

(26)Zap! 勝利はあたしのためにある
一人ひとりのキャラが立ってる戦いほど、気持ちの良いものはない! コピーレゾが「レゾを超える」ことではなく「レゾでない」ことを求めていたら、彼は幸せになれていた、のかな。そう、彼がもしリナに感化されていたら……良かったのにな!


▼ NEXT(2012/1/13-4/6)

(1)いきなりピンチ!魔人ゾアメルグスターの恐怖!
メイン四人が揃ってて、その個性が凝縮されてる。だからこの一話は楽しい! ドラグ・スレイブも、不屈のOP・ENDも、ぜんぶひっくるめて、きっとこれがスレイヤーズの真骨頂!

(2)ふざけた神官!その名はゼロス!
ゼロスの安定感も、謎も、半端じゃなくて見入ってしまう……登場回であれだけ大風呂敷を広げて、しかも出オチではないし。みんなが騒いでた理由が今にして判るw

(3)素敵な商売!用心棒も楽じゃない!
たかが料理でも、妥協しない四人のやりとりは、観てて気持ちがいい!それに、これだけどたばたコメディやっても、不審な点は見逃さないリナとゼルは格好いい。……もしくは、ハルシフォムさまツメが甘い?w

(4)いにしえの契約!不死を求める者!
ハルシフォムって、不死に妄執する一方で、理事やってた位だからそれなりに頭もいいと思ってたのだけど……自分の街で行方不明者出すわ、魔獣を自分の家の周りだけ呼ばないわ、穴が多い気がする。狂ってるから? 序盤の敵だから?  ……まだ人間だから?

(5)残されし愛ゆえに!
「ゴールのないゲームには、あたし興味ないの!」はガウリイが隣に居るから言えるんじゃないかなぁ……と、フィブリゾやL様のときのことを思い浮かべながら言ってみる。
ハルシフォムのルビアへの愛、すきだなぁ……。ちゃんと、彼女の最後の遺志を尊重して悔いてくれるから。この話は、悪いのは魔族セイグラムだ、で綺麗に終わっていいと思う。

(6)逃がさない!執念のマルチナふたたび!
マルチナさんてば暴走する才女! しかし私的にいちばん可愛かったのは、リナに青あざつけられて怒るアメリアである……

(7)びっくり料理!幻のドラゴン料理を追え!
「すぐ食べられない」からの「四人とも本当におっちゃんの家族に似てた」の二段オチ、すごくすき。というかロケットの肖像画がすき! ゼル似のおばあさま美人……。

(8)永遠なれ!フィルさんが死んだ日?
家系にも回想にも長女グレイシア(ナーガ)の影がないのは、原作準拠だし、展開的にも筋が通っているのだけど、なによりシリアスが壊れないようにしてるんじゃないかなと思ってしまうw

(9)秘められし野望!衝撃の告白?
アメリア、主犯が叔父さんと訊いても、正義の鉄拳を下すほうに意識が行くんだ……と思ったら、お家騒動のアレコレを乗り越えるために、正義を支えにしてるんだね。いじらしい。こんな姫が居るだけで、セイルーンは幸せなんじゃないかな。

(10)クセ者ぞろいの珍道中?! 魔力を取り戻せ!
単純に考えて、スレイヤーズって四つの平行世界があるってことでいいのかな。タリスマン付きのリナさん完成……なんという安心感! 転んでもただでは起きない展開がたまらない!

(11)迫り来る闇の声!切り裂けラグナ・ブレード!
ルーン文字とか魔法の創造とかに違和感を覚えるのは、私がゲーム脳ということなのか。ファンタジーにおいて文字といえば独自文字だし、魔法は鍛錬を積めば勝手に覚えるものだと思ってしまう。

(12)ドンデン返し?意外なる真実!
前にゼルが「お家騒動の多い国だ」みたいなことを言ってたけれど、これだけ大きな国で、かつ魔族の介入もあるんだから、これまでお家騒動で済んでたのがむしろ僥倖なんだろうね……この世界の王族は大変だ。

(13)墜落寸前!野望のついえる時!
カンヅェルの敗因は、もちろん人間相手だと油断したことなのだけど、それに加えて空中庭園を支えてたからだよね。リナたちを隔離しなければ、その分勝率は上がっただろうに……。

(14)禁断のダンス?最強呪文はどこだ!
特典映像と見比べると、放映時の「乙女の祈り」映像の粗さが判る……けど、このノリは嫌いじゃない回。この寄り道感がNEXTのいいところ! スタッフさん唄作るの楽しかったろうなー!

(15)大激突?闘いのアルテメ塔!
あれだけ人形ばっかり浮かんでいたら、着ぐるみでぬいぐるみの振りしても意味なさそう……。
本体が人形の振りしてて……はこの話を観てから常に勘ぐるようになった気がする思い出の回w アニメだからこそ、ちゃんと人形ぽい動きをさせてるあたりがフェアだなぁと思う。ミステリの読み過ぎかな……。

(16)恨みの魔球!根性の豪速球!
どんなパロディが混ざっても、それを包括して、なおかつ自分の色に染めてしまうスレイヤーズ、すごいぜ。
珍しいゼロアメかつゼルアメなおいしいパロディ回……そしてここからゼルの女装へのフラグがあったとは。なんだかんだでアメリアさん一人勝ちな印象。ほくほく。

(17)うわさの彼女はゼルガディス?
胸の大きさからすると、リナがいちばん女装だって思われそう……w
ゼルアメ的にはむむむな展開……オチでカタルシスが来るけれどw しかしこの回、男性声優さんが非常に楽しそうでいいなあ!

(18)砂の神殿!ギガスレイブの秘密!
原作にはなかった (と思う)クレアバイブルの原典in砂漠。このあとでミルさんに見せてもらうそれより、視覚的に「人間に手に負えない」かんじが出てていいなって思う。アニメ補完。
マントのないリナは、いつもより小柄なのが強調されて、そして無防備なかんじがしてかわいい。ガウリナしてるから余計にかわいい。
アクアばーちゃんのような味方を、ごく自然に得られるのも、リナの魅力なんだろうな。同時に敵も惹きつけてしまうのだけど。心の強さに惹かれるのが味方で、力の強さに惹かれるのが敵、かな。

(19)ついに発覚っ?ゼロスの正体!
高位魔族になるほど人間形態で出てきてくれるから、見た目じゃあ強さが判らない……今回はリナの反応で、どれだけ強いのかがやっと判るくらい。
ガーヴがマルチナの奇行をしばらく見ているのって、余裕があるからっていうのもあるんだろうけど、人間への興味もあるのかな。それが「魔族」として人間の感情=栄養への興味なのか、「人間」としての性格的な興味なのかは判らないけれど。
冥王フィブリゾに目をつけられるリナ。魔竜王ガーヴに命を狙われるリナ。水竜王の一部であるアクアばーちゃんに護られるリナ。リナは闇も光も惹きつける心がある。改めて、かっこいいな……。

(20)いくっきゃないっ!ドラゴンの谷を目指せ!
あああ魔族もドラゴンも人間の姿をとってくれるの素敵! フィブリゾはかわいいし、ミルさんはダンディだし……!
「悟った人間じゃありませんから、あたしは」
それだけで、じゅうぶん悟っているように思える敬語のリナさん!
カタート山脈にまで やってきたリナの覚悟は当然だけど、一緒の三人の覚悟も相当なものだな、と、リナを行かせて自分たちはすぐに魔族と向き合う姿を観て思う。誰かによっかからない人たちだな。

(21)千年の真実!裏切りの魔竜王!
マルチナにも動じないミルさんの精神力すごい……さすが竜族……。
クレアバイブルって水竜王の記憶で、アクアばーちゃんは水竜王の残留思念。性別なんて有って無いようなものなんだろうけど、クレアバイブルの声が男性ということに、今さら齟齬を覚えてみたり。
アメリアが魔族にグーパンチでかっこいい!と思ったら大ピンチでつらい。でもアメリアは仕方なくても、ゼロスはちょっと気を抜きすぎだと思うよ!

(22)奪われた光の剣!魔竜王最後の時!
冒頭のガーヴの顔を観て、ああ作画崩壊ってこういうことを言うのかなぁ……と噛みしめた少女の頃の思い出。
気力が底を尽く、という言い回しはするけれど、それを精神力に置き換えたりはしない。ので、精神力が吸い上げられていく……!って、ちょっと 不思議。心ではないから、ちゃんと回復するんだよね? 精神力って外来語に近いのかな……。
ガーヴさま顔面崩壊した上に……フィブリゾによる無残な最期。冥王さまマジ魔少年。伊倉さんの底力やばいです。畳み掛ける展開でいろんなものに反応してはそれが吹っ飛んでいく……。

(23)脅威の魔剣士!再会の旅路!
大事な人がさらわれてしまっても、人は眠らなければならないし、世界は動く。そのちぐはぐさが凝縮されたような、朝のリナとそのモノローグ。
「ああストップ!」からのアメリアの台詞がたまらないよね! いつもの正義という言葉より、よっぽど重くて暖かい。
原作の流れを踏襲しつつも、アニオリ展開を入れ込んで、かつアニオリキャラを生かすところがとてもすきです。アニメ化の醍醐味って、声がつくとか動きがあるとかだけじゃないよね。ほかの人の手によって、未知なる進化を遂げるところだ!

(24)邪悪なる罠!幻の死霊都市!
ザングルスの立ち位置って、初期のゼルってかんじが……いつの間に団体行動に慣れてしまったんです?w
冥王だから、冥界の亡者を自由にできる……というのは、理屈では判る、けど。あまりにむごい。それでも、伝えられなかった最後の想いを伝える機会が得られたから……と思うのは、ちょっと綺麗な解釈かな……。
サイラーグの、記憶をはるかに超える悲惨さに絶句…・・・つらすぎたから、このへんの記憶は曖昧だったようです。作品の根底にあるだろう非情さが、こんなにはっきり出てくるのはアニメだとここがいちばんな気がします。

(25)死せる者の魂!リナ最後の決断!
リナ(ヒロイン)がガウリイ(ヒーロー)を助けに行くのって、従来のヒロインアニメへのアンチテーゼが入ってるんだろうな……と今さら。リナの格好よさに、そんな理屈はさらっと忘れちゃうんだけど。
ごちーんってなって、地下に潜って、お姫様抱っこ!
私が ゼルアメに目覚めた瞬間が、今ここに!

リナを見習ってドラスレを覚えて、それでリナを驚かせて、「私も打てるようになっちゃいました、てへっ♪」とウインクするシルフィールが浮かんだのですが、これがシルリナに目覚めたということですかそうですかw
あああゼルの腕の中で息を引き取るアメリアが……なんという悲劇。
「大丈夫です…大丈夫…」っていうのがいいよね。

このアニオリのザンマルもいいよね。こんなにしっくりなじむアニオリキャラは本当に愛おしい。
リナたちが居ると、どうしてもそっちに目が行ってしまう……ので、終盤になってフィブリゾという「個」を認識する気分。だって、引きであんなに恐怖の悲鳴を上げるラスボス、観たことないよ。この時に、情が沸いちゃうんだよね。

(26)Go To NEXT!そしてまた…
ここでのフィブリゾ、我が家では「滅ぶ滅ぶ詐欺」と呼ばれている……w
L様のお言葉、リナの姿をしてるだけにきついよね。リナの心は、リナの魂は、もうここにないだなんて。
ガウリイは不意に、ものすごく直球な言葉でリナへの愛を口にするからずるいよ!「俺の傍だろぉがぁぁぁっ!」は…本当、鳥肌です。
普段なら照れて観られないようなシーンが、スレイヤーズだと素直に観られちゃう。そんな体験をしたことを思い出しました…ああ、素敵。
L様、母だからね。暴走しちゃう子はおしおきするけど、仲良くしてる子にはごほうびをくれるんだね。
ザンマル結婚式、アメリアが祝福したら、国家認めちゃうんじゃないの?w 花嫁さんにもなりたいアメリア、ゼルがお持ち帰りしてください!

ちゃんといつものOPで始まって、メシでシメで、いつものENDで終了。
安心感と満足感が半端ないです、スレイヤーズ。

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