「空腹」こそ最高のクスリ
皆さんは、「空腹」が薬と言われても、なかなか受け入れがたいですよね。僕も空腹にはめっぽう弱い方です。
今回は『「空腹」こそ最高のクスリ』青木厚著書 から”究極の食事法”について紹介してきます。
1.「1日3食」(食べ過ぎ)が疲れやすい体を作る
さて、皆さんの中に
「食べるとすぐ眠くなってしまう」
「最近胃腸が弱っている気がする」
「疲れやすくなった」
「何もする気が起きない」
「やたらイライラする」
こうした症状に悩まされている人は居ませんか?
加齢による体力の低下、運動不足など、原因はいろいろと考えられますが、もしかしたらそれは、「1日3食」(食べ過ぎ)が原因かもしれません。
「自分は1日3食の規則正しい生活をしている!!」
とヤジが飛んできそうですが...
成人が1日に必要とするカロリーは、1800~2200㎉前後とされていますが、現代人の食事を見ていると
マクドナルドに行けば
・ハンバーガー
・ポテトフライ
・ドリンクセット
この食事だけで1000㎉を軽く超えてしまっています。
ファミレスに行けば、
800~1000㎉のメニューがたくさん並んでいます。
つまり1日3度食事をすることで、本来必要な量の1.5倍~2倍のカロリーを摂取してしまっているのです。
2.「1日3食」(食べ過ぎ)が引き起こす体の不調
では、1日3食を摂取することで、どの様な体の不調が起こるのか見ていきましょう。
内臓の疲れ
胃腸や肝臓は、私たちが食べている物を、何時間もかけて消化しますが、本来処理できる量を超える食べ物が、ひっきりなしに運ばれてくると、内臓は休みなくフル回転で働き続けなければならず、疲弊します。
結果として
・内臓の働きの低下
・栄養素を吸収できない
・老廃物を排出できない
・免疫力の低下
このような症状の先には、もちろん肥満があります。
食べ過ぎは、疲れやだるさの原因となるだけでなく、糖尿病や動脈硬化性疾患、脳出血や脳梗塞、狭心症、心筋梗塞さらにがんの原因ともなるのです。
1日3食(食べ過ぎ)がいかに怖いか...
3.空腹の時間で回復(オートファジー)
「空腹」というと、お腹がペコペコでつらいというイメージがあるかもしれません。
空腹の時間を作ると、まず内臓がしっかりと休むことができ、血糖値も徐々に下がります。
また、最後に物を食べてから10時間ほどたつと、肝臓に蓄えられていた糖(グルコース)が無くなり、脂肪が分解されエネルギーとして使われるようになります。
さらに、16時間を超えると、体に備わっている「オートファジー」という仕組みが働くようになります。
オートファジーが起こると、
古くなって壊れた細胞が内側から新しく生まれ変わり、病気を遠ざけ、老化の原因である活性酸素を減らすことができ、若々しくいることができます。
まとめ
「1日3食」(食べ過ぎ)が疲れやすい体を作る
現代人は、多くのカロリーを摂取しており、胃腸や肝臓に休む時間を与えておらず、体調不良につながっている。
「1日3食」(食べ過ぎ)が引き起こす体の不調
胃腸や肝臓をフル稼働させると、栄養素を吸収できない、老廃物が排出できない、免疫力の低下が起こり、結果として、糖尿病や動脈硬化性疾患、脳出血や脳梗塞、狭心症、心筋梗塞さらにがんの原因になる。
空腹の時間で回復する(オートファジー)
10時間で脂肪燃焼、16時間でオートファジーが始まり、病気や老化のリスクを避けることができる。
あとがき
この本は、YouTubeで話題となりベストセラーとなっている著書なので、非常にわかりやすい内容になっており、何故をしっかりと説明していて、日頃ダイエット本などを読んでいなくても非常にわかりやすい内容になっていると思った。
しかし、僕が愛読している、
「トロント最高の医師が教えるー世界最新の太らないカラダ」
を購読した人であれば、物足りない感は否めませんでした。
情報量的には今回の著書は1/10程度だと思います。
しかしこの本は、日頃本を読んでいない人からすると取っつきにくく、正しい情報量の本の方が売れるわけではないというのを改めて気づかされました。
あなたはどちらを読みたいですか??
では今日はこのへんで「ばいちゃ~」