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(5/31 18:00分)「上昇一服、27000円はキープ」引け後情報

上昇一服、27000円はキープ

本日の日経平均は方向感が掴みづらい一日となりました。
月曜日のアメリカ市場が休場だったために材料がいつもよりも少ないという中、中国は5月製造業PMIの発表があり、前月よりも改善されたことが好感された形で、統計発表後は上海総合指数や香港ハンセンなども高くなっていきました
日経平均やTOPIX、マザーズ指数なども発表前が前場の安値となる形で、下げ幅を縮めていきましたが、午後は再び失速し、それぞれの指数はマイナス圏で終了しました。
ただ、利益確定売りなどにも押されているのではないかと考えられる中、日経平均株価が27000円を終値として2営業日連続でキープできたのは今月としては初めてということになりました。

原油高とロックダウン緩和

朝のnoteでも述べたように、最近は原油価格の上昇が際立っています。EUの禁輸報道であったり、中国のロックダウン緩和が進めば経済活動がより活発になるという意味で原油需要が増えるという見方もあります。
インフレ要因になるという点が気になるところで、最近では比較的落ち着いていた長期金利は今日は上昇しています。一方以前は長期金利の動きに対して敏感だったNASDAQ100先物は現時刻(16:40)ではマイナスに転じたものの下落率は小幅で、今晩の市場の反応が気になります。
上海ロックダウンの影響でトヨタ自動車は工場停止をしていたりと悪影響もあったため、ロックダウン緩和にポジティブな面も多いと思いますが、原油価格の上昇との兼ね合いで今後の全体の相場がどうなるのかという側面をしっかりとみておきたいところです。
またロックダウン緩和と原油高で相場がどうなるのか読みにくい中、原油価格の上下とは関係のないセクターがしばらくどう反応するかもしばらくはみておきたいですね。

明日の注目ポイント

連休明けとなるアメリカ市場ですが、大幅上昇のあとの動きがどうなるかという点と原油先物の上昇をどう織り込むのかという点をしっかりとみておきたいところです。
その他、今晩はアメリカの5月消費者信頼感指数が23時頃出ます。明日の夜はISM製造業景気指数金曜日は雇用統計と経済統計が続く中で、まずは今週最初の経済統計の反応に注目しています。

指数・今後の重要イベント

5/31 終値
日経平均株価:27279.80 (-0.33%)
TOPIX:1912.67 (-0.51%)
マザーズ:671.25 (-0.89%)
スタンダード市場TOP20:918.92 (-0.50%)
グロース市場Core:784.11 (-1.42%)

イベント
6/3   (金):米5月雇用統計
6/9   (木):ECB理事会
6/10 (金):メジャーSQ
6/10 (金):米5月CPI(消費者物価指数)
6/14 (火):FOMC(~6/15 日本時間16日早朝にパウエル議長会見予定)
6/15 (水):米5月小売売上高
6/16 (木):日銀金融政策決定会合(~6/17 17日に黒田会見予定)
6/20 (月):ジューンティーンス振替休日 米休場
6/28 (火):配当・株主優待 権利付き最終日

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