断る力-自分の決断に自信と責任を持つ

皆さんこんばんは。motsuです。

 今回は、「断る力」著者:勝間和代さんの本の紹介です。 

 私は、人の頼みを断ることがとても苦手です。

 ついつい、嫌われたくないとYESマンになってしまうことがあります。 

 しかし、自分の時間には限度がありますし、自分の好きな時間を作らなくては自分の人生がつまらなくなってしまいます。

 充実した人間関係を作るためにはどのような判断基準で断るのかがとても重要になっていきます。


   なぜ断ることが苦手なのか…

 断ることが苦手な理由の大半が、人に嫌われたくないということです。 

人に嫌われたくないという考えはとても良いことです。

人間が幸福を感じる条件として、良い人間関係の中で過ごすという事はかなり重要です。 

 しかし、断らないことが全て嫌われないという事に直結しません。

 断らない、つまり引き受けるという事は、引き受けたことに対して責任を持つという事です。 

 そして、人間の時間と集中力には限界があります。

 そのためなんでも引き受けてしまうと、引き受けたことのクオリティーが下がり信頼も下がってしまう可能性があるのです。 

 断れない人はまず、引き受けたらきっちり責任をとる必要があるという事を認識しましょう。 

   断ることは自分と相手を守る 断ることで自分の時間が守られることは納得できると思います。 

 しかし、断ることで相手の信頼も守れることを認識している人はほとんどいません。 断れる人は自分の力量を正確に熟知しており、頼まれたことが今の自分のキャパを超えていることが判断できる人です。

 余裕のない状態で引き受けるより、断ってしまうほうが相手を守ることになります。

 断ることで相手は自分で行うかもしれませんし、別の余裕のある人にお願いするかもしれません。 


   引き受けたことは確実にやる

 断ることとは別の事に見えますが、この項目が一番大切です。 

 もし、これが出来なければ周りから見ると無能な人間に見えてしまいます。

 自分が引き受けたことを確実にやっていれば、周りはあなたを評価してくれますし、あなたが断ったとしてもこの人に仕事が集まっているから忙しいもんだと思います。 

 断ることと、自分の仕事を確実にこなすことを繰り返していくと、 汎用的な存在から、あなた特有のスペシャルな存在になっていきます。  


 自分の軸を作る 

ここからは具体的な断る方法を書いていきます。

 物事を断るには自分の許容範囲と軸を知る必要があります。 

 例えば、「コンビニからジュースを盗んできて」と頼まれても、必ず断りますよね? 

 それは、法律違反になると誰もが知っているからです。 

 この時、法律という軸があなたを断るという行為に導いてくれているのです。 

 つまりあなたの中に法律に変わる軸を作っておくことでスムーズに断ることができます。

 私の中で決めている軸をいくつか紹介します。 

 (1)呑み会や合う人は自分の心から気が合う人か、自分が成長できる人と行く 

 (2)お客様から頼まれることは不用意に引き受けない。要件を聞いたうえで、自社と付き合ってメリットがあるかどうか判断する。メリットがある場合は訪問で対応。メリットがない場合は、電話で対応もしくは専門業者様にお願いするようにする。 

 (3)嫁の体調が悪い時はどんなわがままも聞くし怒らない。ほかの事を断ってでも最優先にする。  

 これはまだ一部ですが、こんな感じで自分の軸は無数に存在しています。

 私はこの軸を意識して、何か過剰に引き受けてキャパオーバーになってしまった時は新たな軸を作り出しています.


  誠実かつ率直に断る

 断る際はまず誠実に断りましょう。 

 人間関係で一番良いのは、「winwinな関係」であると思います。 断ることで、なるべく相手になぜ断るのかを分かってもらいましょう。

場合によっては、誠心誠意謝ることも必要です。 

 断ることで相手を嫌な気持ちにしてしまうことはなるべく避けたいところです。 

 もう1つは、率直に「それは私には出来ないです」と伝えましょう。

 変に保留にしたりしてしまうと、相手に期待を持たせてしまいますし、自分もどうしようかと悩む羽目になってしまいます。

 勇気をもって誠実に率直に断るようにしてみましょう。

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