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日本の山と森林 歴史と今 リンク集

 日本の森林の意外なおはなしをまとめてどうぞ。



森林の歴史

里山とその治山

歴史関連まとめ

今の問題 木が多すぎる

森林と水害

実は、日本の森林は400年ぶりの豊かな緑に満ちており、山崩れは減少し、川の水も減り気味です。こういうと、誰もが信じられないと言うのですが、戦前や戦後すぐのころの写真を丹念に見ると、どこの農山村も背景の山は、いわゆる「はげ山」です。

 例えば100年前に撮影された愛知県長久手町の写真を見ると、自然や環境をテーマにしたあの愛知万博の会場付近が、非常に荒廃しています。データを見ても、ここ半世紀の間、森林面積は変化していないのに、蓄積量(体積)は2倍以上に増えています。大半は人工林ですが、天然林も増えています。

 江戸時代も山、特に里山に木はあまり生えていなかったと考えられます。左上の絵のように、有名な歌川広重の「東海道五十三次」に出てくる森は、下草が全然ないし、木はやせ地でも育つ松ばかり。広重に限らず、家茂の上洛図などさまざまな絵で、はげ山に近い情景が描かれていることを考えれば、これは決して技法ではなく実態だったのです。日本人は、木を資源、燃料として大量に使っていたからです。

 明治政府は保安林制度や治山・砂防事業で荒廃地の復旧を行いましたが、国民の大部分は里山資源を必要とする農民であり、戦争もあって荒廃地は減りませんでした。そして戦後の資源不足で、奥山も大規模に伐採されました。

太田猛彦・東京大学名誉教授

https://wedge.ismedia.jp/articles/-/1435?layout=b

巨木木材資源は枯渇

木材資源と文化財
https://www.isan-no-sekai.jp/report/5742


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