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塵劫記の無量大数より大きな数 塵埃より小さな数

小学生が好きそうな無量大数より大きな数の紹介です。

大数

小学校で習う大数 無量大数

一、十、百、千、万、億、兆、京、垓、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙 阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数

 代表的な大数をリンクします。wikipedia知らないうちに全大数の項目ができていてビビりました。

阿僧祇

那由多

無量大数

無量大数より大きい数

現代の大数

小数

一、 分、厘 、毛 、糸 、忽 、微 、繊 、沙 、塵 、埃

、渺 、漠 、模糊 、逡巡 、須臾 、瞬息 、弾指 、刹那 、六徳 、虚空 、清浄 、阿頼耶 、阿摩羅 、涅槃寂静

塵劫記

無量大数を日本に普及させた書です。

無量大数、埃までは塵劫記から

大数

小数

どんな本か

𥝱(じょ)と秭(し)

4年上巻10ページ「算数のおはなし」の兆よりも大きい数で,「垓」の次が「(し)」となっています。書籍によっては,「じょ(のぎへんに予)」(コンピュータでは表示できませんので,以下,このように記します)となっているものもあります。どちらが正しいのですか。

  ご指摘のように,確かに一部の辞書やドリル等には,「じょ(のぎへんに予)」として掲載されているものがあります。教科書では,次の出典の記述内容を根拠として「」を掲載しています。
 「」を掲載している根拠となる出典は,いくつかありますが,下記の3点をご紹介させていただきます。
(1)岩波文庫「塵劫記」(1977,岩波書店)
(2)現代語「塵劫記」(2000,和算研究所)
(3)大漢和辞典〔巻八〕(大修館書店)

(1)岩波文庫「塵劫記」の14ページには,次のように記されています。
 『(三)「じょ(のぎへんに予)」は中国の数学書にはすべて「のぎへんに市」(これもコンピュータでは表示できません)または「」とある。「のぎへんに市」・「」は同字。「じょ(のぎへんに予)」は写し誤りであろう。げんに「塵劫記」漢文序には「のぎへんに市」とある。』

(2)現代語「塵劫記」の39ページの注意書きには,次のように記されています。
『「じょ(のぎへんに予)」は正しくは「」である。寛永4年版序文では「のぎへんに市」が使われているが,吉田は禾(のぎへん)の「じょ(のぎへんに予)」を用いた。吉田以外にそれまで「じょ(のぎへんに予)」を使った人はいない。』

(3)大漢和辞典〔巻八〕には,「」の解説に,数の単位として,垓の次にくる単位であることが記されています。また,この辞典には,「じょ(のぎへんに予)」の記載がありません。

  なお,一般によく知られている「塵劫記」そのものには,「じょ(のぎへんに予)」が用いられていますので,これを根拠として「じょ(のぎへんに予)」を用いている書物もあります。したがいまして,このような状況からしましても,どちらの漢字が正しいかということよりも,どちらの漢字も認められて差し支えないと考えます。

https://web.archive.org/web/20121022132400/http://www.tokyo-shoseki.co.jp/e-mail/qanda/q-es-math.htm#q7

塵劫記以前の書

新編直指算法統宗. 巻1-17 / 程大位 編集 ; 湯浅得之 考訂https://web.archive.org/web/20190917124046/http://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/ni02/ni02_02331/ni02_02331_0001/ni02_02331_0001_p0018.jpg

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