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ヒトは本能として問いかける

問い、質問の重要性を集めてみました。


サルなど動物は質問しない

人間と動物の違いは、言葉をもつかどうかではなく、質問するかどうかだそうです。

問い 注意と人間の認識

注意

ヒトの注意力は重要な事柄をいかに判断して処理するかが要だと考えられているそうです。


脳の機構論文

視覚的注意は広く広がりかつ 1 カ所の情報を選択する
広く見てからひとつを選ぶ注意の働き 階層的な注意機構の発見https://web.archive.org/web/20210924083705/https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20161018_01web.pdf

人間の認識は問いかけと反映
問いかけ的反映像説

人間の認識は問いかけ的反映であるという説があります。

人間の脳はその反映した像を外界そのままに受け入れるわけではない。 人間は今までの生活経験の中で創りあげられてきた対象に対する何らかの思いを伴った像をもとに、問いかけ的に対象を反映させるのである。 つまり、人間の認識は単なる反映ではなく《 問いかけ的反映 》なのである。 また、人間の脳は、外界に存在した対象とは相対的に独立した形でその像を発展させる実力、すなわち想像の実力をも持つ。 人間の脳は、外界を反映した像を合成しているうちに外界から相対的に独立した形で像の合成ができるようになっていくのであり、その想像した像をもって外界に問いかけ、その問いかけに応じて外界を反映させる実力を持つのである

https://web.archive.org/web/20230607054237/http://deepbeigepigment.myartsonline.com/arn.html

あいまいな対象が何に見えるか尋ねられると,その答えには,問いかけ像がより多く関与することになります。その人の過去の体験・学習で創られた像や,それらの合成像が頭の中に蓄積されていますが,これらの蓄積された過去像が問いかけ像となります。その結果,インクのしみという対象の反映像と,それによって呼び覚まされた問いかけ像(過去像)が合成されてそのときの認識が成立するわけです。対象自体はいかようにも見えるあいまいなものですので,何に見えるかは問いかけ像によって大きく規定されているといえます

https://web.archive.org/web/20160421122532/http://dialectic.seesaa.net/article/161031809.html

問いを立てる思考

問いによりその後の思考が異なる。問いの思考は驚きではじまるという問いを立てる思考について。

「ある文章を目の前にして,そこに立てうる問いは,佐伯氏も述べるように無数にある。どのような問いを立てるかによって,その後にどのような思考が行われるかが異なってくるであろうし,その文章をどのように理解するかが異なってくるであろう。」

「問いを立てる思考とはどのような思考なのか。そのことについて考察されているものとして『思考のための文章読本』(長沼, 1998)がある。長沼氏は,「ひとは,答えのある問いに限って思考するわけではない」(p.130)と述べ,問いの思考について論じている。問うことについて長沼氏は,「疑問文を作ることではない」「疑問文だからといって問いであるとは限らない」(p.133)と,単に疑問形にすることと問いの思考を区別する。むしろ問いと関係があるものとして,「感嘆」「感動」「驚き」を挙げている。答を求める思考が「疑問」から始まるのに対して,問いの思考は「驚き」から始まるというわけである(自分の心の動きや感じを深く掘り下げることが思考,と西・森下(1999)が述べていることも,これと同じであろう)。」

「考えること」についての覚書

道田泰司*

Some notes on "thinking"

Yasushi MICHITA
https://web.archive.org/web/20070831162548/http://www.cc.u-ryukyu.ac.jp/~michita/works/2005/kiyo0509.html

問いと答えの関係

問いが答えを規定しています。

○「質問」の機能~「質問」と「答え」の関係

 ①質問は答えを求める。

 ②質問は答えを強いる。

 ③質問は答えを決める。

 ④質問は持続力をもつ。

 ⑤質問は答えのスペースを決める(拡大質問>限定質問,オープンクエスチョン>クローズドクエスチョン)。

 ⑥質問が答えのステージ(場,時,誰,モノ,コト)を決める。

⑦質問は答えを枠づける。

⑧質問は会話を拘束する。

コーチングのための質問リスト1https://web.archive.org/web/20200223130759/http://ppnetwork.c.ooco.jp/prod06432.htm

優れた問いこそ重要です。

──冒頭で、「正しい問いをもてるかどうかで、イノヴェイションのほとんどが決まる」と仰っていましたが、人とは違う「問い」を立てるために、何か特別に心がけていることはありますか?

人が既にやっていることは絶対に真似しないことですね。ただそれには良い面もあれば悪い面もあり、よく部下と言い争う原因にもなっています。他社が同じようなことをやり始めたら、うちではそのアイデアを早々に放棄してしまうからです。他社もやり始めているということは、優れた方法である場合が多いので、その判断は必ずしも賢明だとは言えませんが、そのようにしています。ぼくは他人と同じ問いに取り組むのではなく、意図的に違う問いを探ります。優れた解決策を見つけるよりも、優れた問いを見つける方がはるかに難しいことだと思うからです。逆に言えば、優れた問いを見つけることさえできれば、それを解くのはそれほど難しいことではないのです

https://wired.jp/branded/special/2015/beyond-solution/02.html

質問力

 質問できる力が大事だそうです。

アリストテレスの応用 ティンバーゲンの4つのなぜ

本当の問い

本当の問いはめったにありません。

問題の明確化が大事です。

本当に大事なことは、「自分の問題が明確」かどうかだ。

それがハッキリしていないと、言葉や見たことに振り回されることになるのだ。

言葉同様、見る目というのも不確か極まりないものだからだ。

それらは、自分のレベル以上のこと、自分の趣向や思考の方向性以外の事は全く分からないからだ。

そういった事に気付けば、「自分の力ではどうすることも出来ない」ということにも気付く。


ただ、そこに時間というものがあり、制限を設けなければ自分のレベルを上げていくことが出来るので、言葉のレベルも見るレベルも上げられる。

私は、後者「時間の制限を設けない」方を選んだ。

だから、それこそコツコツと、自分の問題を明確にするという事に取り組んでいったのだ。


答えを探すのではなく、問題を明確にしていくのだ。

「これが出来ない」を、「どう」出来ないのか、それは「どうしてか」というような突っ込みを入れることで、探っていくという方式だ。

答えではなく問題を明確にしていくこと | 日野晃のさむらいなこころhttps://web.archive.org/web/20200922165909/http://blog.ap.teacup.com/hinobudo/1694.html

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