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法事パン あんもち巳正月
法事にパンとか正月にあんもちとかあまり知られていない地域の風習について覚書します。
法事パン
法事にパンが使われている地域についてまとめてみます。
各地域
山陰
岡山県北
巳正月 みんま(巳午)のあんもち
以下読みました。
餅であんを包む「あんびん」は、正月には縁起が悪いということで作られないため、代わりにあんで餅を包む「おていれ」が作られています。
なぜあんもちが、正月に縁起が悪いのかを疑問に思い、検索してみましたところ、四国地方の巳正月 みんま(巳午)の塩あんのあんもちが、みつかりました。
巳正月
「一二月の初巳の日に新亡者を出した家が行う仏事で、新仏のために正月に似た儀礼を行うのでミショウガツという。いわゆる「仏の正月」であるが、タツミとか「辰巳正月」(高知・徳島・香川)という。タツミは辰の日から巳の日にかけて行事をするのでいう。ミノエ正月(高知)ともいう。本県では、ミンマ(巳午)、カンニチ(坎日)、ミノヒ、ミノヒ正月などといわれているが、一般的にはミンマとカンニチである。
坎日は陰陽道でいう物忌日で、外出を忌む日である。従って他家訪問や外泊を忌みた。坎日のことは文学にもよく出てくる。『花鳥余情』(一条兼良著文明四年成立)に「坎日出行せざるは凡そ諸事憚る日也」とあるごとく外出を忌んだのである。『紫式部日記』にも「(寛弘六年)正月一日、かんにちなりければ、わか宮の御いただきもちゐのこととまりぬ」とか、『源氏物語』に「かんにちにもありけるを、もしたまさかにおもひゆるしたまはばあしからむ」(「夕霧」)とあるなど、平安朝文学や中世の戦記物などにも散見するのである。
巳正月は正月を迎えるに際して、死者のために行う正月儀礼であって、一二月の初巳に行われるのが一般的習俗であるが、一部では一一月にしている例がある。しかし、行事内容は別に変わりない。」
「正月の祝餅は餡なしが正式である。しかし巳正月の餅は餡入餅が用いられる(内海村網代)のが一般である。周桑郡地方では墓参後、餡餅一個を里芋一つが入った一杯限りの雑煮を食べてから散会することになっている。」