あまり知られていないレトーリケーについてまとめてみました。
レトーリケーとは
レトーリケーとはどういものだったのでしょうか。
レトーリケーの歴史
古代ギリシャにはじまったレトーリケーの有名人に、イソクラテス、アリストテレス、キケロ、クインティリアヌスらがいました。
イソクラテス
レトーリケーや記憶術を否定したプラトンと対峙した、イソクラテスは弁論教育を実施していました。
アリストテレス『弁論術』
アリストレスは人の説得には、ethos (エトス)、pathos(パトス)、logos(ロゴス)の3種あるとしました。
キケロ
古代ローマのキケロが弁論術の5つの構成要素を述べています。
キケロの弁論術 構成要素
inventio,(発想)
dispositio,(配置)
elocutio,(表現)
memoria,(記憶)
pronuntiatio.(発声)
クインティリアヌスの弁論術の5部門
キケロの後クインティリアヌスが有名です。
記憶術
古代ローマで演説は原稿、メモ、カンペなどを見ることは禁止されていて、全て記憶する必要がありました。
キケロの著作 ”de Oratore”『弁論家について』によればケオスのシモーニデースが記憶術の名人であったとされています。
ちなみに読書と記憶術の具体的な状況です。
記号化の胎動:ギリシア・ローマ時代における記憶技芸の系譜 鈴木繁夫https://www.lang.nagoya-u.ac.jp/proj/genbunronshu/21-1/suzuki.pdf
発想法
Inventio「インヴェンチオ」について、ネットにはあまり情報がありませんね。