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グレゴリオ暦と各民族の暦の年始

 たいへんなものになってしまいました。


1月1日

ローマ市民暦の年初で一般に7世紀まで使用された。the Spanish Eraが使用された地域ではもっと遅い時期まで生き残った。中世を通じて時折使われることもあったが、ヨーロッパ大陸で再び一般的に使用されるようになったのは、16世紀からである。

(*)The Spanish era era millesima octava スペイン・ポルトガル・ゴール南部(西ゴート王国の支配領域) 38BC/01/01(イースター表の元期)から数える (すなわち、38引くと西暦になる)
カタロニア AD1180 まで
アラゴン AD1350 まで
ヴァレンシア AD1358 まで
カスティーリャ AD1382 まで
ポルトガル AD1420 まで

https://www.asahi-net.or.jp/~dd6t-sg/when/when2.html

太陽太陰暦 1月1日

2月下旬~3月初旬

ロサール(チベット新年)


3月22日

3月25日(Christmasの前の) Annunciation 受胎告知日

「9世紀末のアルルに始まり、ブルグンディと北イタリアに広がった。教皇庁尚書局ではAD1088-1145の間使用された(local use だそうで 12/25 や 次項の 3/25 の期間と重複している)。ピサではAD1750まで残ったので、calculus pisanus とも呼ばれる。」

「修道院で使用されていたものがフィレンツェに伝わり、フランスに広まった。このため calculus florentinus とも呼ばれる。教皇庁尚書局ではAD1098から用いられ、イギリスでも12世紀末から使用されるようになった(散発的な例が11世紀半ばにある」

https://www.asahi-net.or.jp/~dd6t-sg/when/when2.html

復活祭

Philip Augustus(フィリップ2世-尊厳王-在位AD1180~1223)がフランス に導入。オランダやケルンなど一部の地域に広がった(前日や前々日が年 初の場合もある)

https://www.asahi-net.or.jp/~dd6t-sg/when/when2.html

春分や復活祭

「中世においては、春分や復活祭[9,10]を年初」
「03/01 ヴェネツィア(~18世紀)
03/25 イングランド(14世紀~1752年)、スコットランド?(14世紀?~1599年)
03/26 フィレンツェ(~18世紀)」
となります。何れも、以後の時代は 01/01 が年初となります

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4月13日

古代バビロニアから伝わってきた黄道十二宮が現在の形に整備された思われるプトレマイオス(ローマ文明)の時代では、4月13日に春分点があったのだ。太陽が真東から昇り、一日の昼と夜の長さがほぼ一致 し、天の黄道と天の赤道が交差する春分点は、一年の始まりにふさわしい。

そしてこの日に太陽がおひつじ座の位置にあるので、ここを白羊宮 (黄道0度~30度)の入口とした。だから春分点=太陽が白羊宮に入るとき=新年だった。

それが地球の歳差運動のため、数千年後の今では春分点が24日ほどずれてしまった。これへの対処法の違いがトロピカル方式とサイデリアル方式の違いで、トロピカル方式では春分点に合わせて白羊宮の位置をずらした。つまり星座の位置からは少しずれたところにその名称を持つ「宮」が存在することになってしまうが、春分点との関係を優先させたのだ。一年のはじまりである黄道0度の場所をずらしたということだ。トロピカル方式では新年は春分点=3月21日頃になる。

https://web.archive.org/web/20080613233911/http://takef.cocolog-nifty.com/ftrain/2008/04/413_5ed7.html

4月中旬


夏至


夏至の後の満月

7月


8月10日

9月11日

10月15日

ケルト 暦について コリニーの暦

12月25日

イギリス(the Empire~当時はフランスに領地があったので England と表記しなかったのか?)では、13世紀の第2四半期まで。
教皇庁尚書局では、 AD962-1098の間。
スペインをのぞく西ヨーロッパのほとんどの地域では、12世紀まで。
ベネディクト会ではより遅くまで使用していたので、注意する必要がある。

https://www.asahi-net.or.jp/~dd6t-sg/when/when2.html

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