意外と知られていない「権利」の翻訳事情です。
いつも思いますが、海外の概念も本当に理解しがたいものですね。
人権概念の話題
人権に関する書籍の宣伝記事がありました。興味深い「権利」の概念について記述してあります。
関連論文
権利の翻訳事情
人権・権利というのは翻訳語なので、その事情を紹介してみます。
西周によるドイツ語Rechtの翻訳
福澤諭吉による英語Rightの翻訳案
実は「権利」という訳語はアメリカ人が作った
William Alexander Parsons Martinウィリアム・アレクサンダー・パーソンズ・マーティン(1827〜1916)が『万国公法』を和訳した時Rightを「権利」と訳し、それが定着したそうです。