ショービジネスとCOVID‑19
コロナ禍は色々なものを壊し続けている。
衣食住すら脅かされている中、その定義から外されたビジネスは槍玉にあげられやすく支援なども希薄だと感じている。
東京ディズニーランドに行ってきた。昭和58年生まれの私は同い年であり子供の頃から幾度となく訪れてきたいわば幼馴染である。
彼もまたこの状況の被害者である。
昨年も9月に訪れたが今回は緊急事態宣言下だったので販売2万枚のチケットもありかなり空いていた。
おそらく人生で訪れた中で一番空いていたかもしれない。
ディズニーランドに平時行ったことがある人ならわかると思うが混雑時には乗り物に3時間待ったりする事はよくあり人間の我慢の底力を試されるようなシチュエーションはそこかしこで発生する。
ただ現在ではそんなことはほとんど起こらず、システム的にもこのコロナ禍にフィットした構造になっており快適かつ安全に園内を楽しむ事ができた。
だがやはり違和感と寂しさが大きかった。フィルム越しに聞くジャングルクルーズの船長の話や座席間をあけたジェットコースター。大きな声でお返事しないでいいよというショーなど。
変わる事は仕方ないがやはり懐古してしまう。あの古き良き時代を感じたいと思ってしまう。
現在の入園料は8,000円を超え同い年として料金変更の遍歴を見てきたのでやはり高くなったなぁと言う気持ちがあるが、入園するとそんな気持ちは一切なくなるほどのサービスとクオリティと飽きさせない為の投資と変化をずっと続けている凄さを感じる。
むしろ半日居てあれだけ楽しめる遊侠施設と考えると大変コスパが良いよ感じる。
だからこそとても心配だ。
これだけ大きなビジネスであればバランスを欠いた瞬間に崩れるのはとても早いのだ。
小劇団や音楽興行、スポーツなどライブエンターテイメントは総じて苦境に立たされ続けていると思う。
確かに無くても困らないかもしれないが日常に笑顔を足してくれる大きな存在であるはずである。
だから私はこの業界人達にもエッセンシャルワーカーと同じく感謝と尊敬の念を持っていたいと思った。
そして1日中歩いて遊ぶにはしんどいのでもう少し痩せようと心に誓った。
乱文乱筆
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