英語と日本語を自在に操れる!バイリンガルと呼べる人とは?
一つ前の記事で、認知症や脳卒中との関係でバイリンガルを取り上げました。その時、バイリンガルというのは、普段の日常生活で二言語間を行ったり来たりしている人、ということも。
そのため、日本で英語学習をしている人はほとんどそのケースには当てはまらないかと。
そこで、今日は、日常会話レベルで英語と日本語をほぼ等しく操ることができる人を私の独断と偏見でご紹介してみます。
一般にバイリンガルと呼ばれる人でも、どちらかの言語が優勢になるのが普通で、均等に50%づつという人はいないと言われています。そういう意味で、二言語の差があまりなく、運用面でどちらも自然に使いこなせるということで、私が注目したのが、テレビでもよく見かけるタレントの
SHELLY
さんです。彼女が英語で話している映像がこれ。
彼女の話す英語(音声、語彙、フレーズetc.)から想像するに、幼児期を英語圏で過ごした帰国子女かと思いきや、なんと神奈川県下の県立高校を普通に卒業とのこと。
もちろんそれ以前にインターナショナルスクールに通っていたり、家庭内で英語を使っていたなど、英語環境にいただろうことは彼女の英語を聞けばすぐわかります、が、日本で普通に高等教育を受けたということは、ひょっとして、万に一人いるかどうかの、日・英優劣差がほとんどない稀有な例ではと思った次第です。
なお、バイリンガルといっても実に様々で、たとえ日英の日常会話レベルのBICS(日常言語)が同程度だったとしても、アカデミック環境下でのCALP(学習言語)までもが、同レベルという人はそうそういません。自身の認知レベルに合った言語運用能力を、ニ言語母語話者並みに保持している人というのは非常にまれ、いや1%いるかいないかのレベルだと思います。
SHELLYさんが果たしてその例にあたるのか興味深いところです。