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AI翻訳機の精度とはいかなるものなのか。

いきなり問題からです。次の英語どう日本語にしますか?

I looked out of the window and there was a great deal of city ugliness in my view.

ちなみに優秀だと言われる翻訳機であるDeepLにかけると、次のような訳が出てきました。

窓の外に目をやると、そこには街の醜悪さが広がっていた。

かなりうまく訳していますが、a great deal ofのところがどうも今一つの感じです。そこで、次のように語数を減らしてみた。

There was a great deal of city ugliness in my view.

そしたら、

私の目には、街の醜さが大量に映った。

意味は通じますが、「大量に映った」の部分に少し違和感があります。

この文が言わんとしていることをもっとこなれた自然な日本語にしてみると、

「窓から外を見ると、都会の醜さがいやというほど目に飛び込んできた」

かなと思います。


では、次、これはどうでしょう?


I never go through a college campus without seeing posters urging me to study abroad.


これも同じようにDeepL翻訳にかけると、

大学のキャンパスに行けば、留学を勧めるポスターを見ないことはない。

う~ん。もちろん意味が通じないことはないですが、ガチガチの直訳調です。何かぎこちない。そこでこんなのはいかがでしょうか。

「大学のキャンパスを歩いていると、留学斡旋のポスターがいやでも目につきます」

とまー、確かにAI翻訳の精度は上がってきていて、誤訳と言うのはほとんどないかもしれません。十分要は足せるでしょう。ただ、わかりやすいすっと入ってくる日本語との間にまだ溝があるようです。

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