英語学習をもっと楽しく!洋楽で口語スキルを磨きませんか?(30)
今日はスウェーデンのグループで、70年代に世界中を席巻した
アバさん
です。
アバさんは、非英語圏で母語がスウェーデン語にもかかわらず、イギリス、カナダ、アイルランド、アメリカといった英語圏の国々で成功を収めたグループとしても有名。ただし、語族的には英語と近いので、スウェーデンの人が英語を学ぶのはそれほど難しくはないかと。
古英語の時代、バイキングがイギリスに侵略していったことを考えると、Far Eastにいる日本語母語話者よりはずっと親近感があると思います。
当時のアバさんの凄さは確か、同じスウェーデンの世界的自動車メーカーボルボに匹敵、あるいはそれ以上の外貨を稼いだと言われています。アバさんそのものが国における「一大産業」だったわけです。まさにモンスター。
そこで今日は、誰もが知ってるヒット曲、
Dancing Queen
を取り上げましょう。
ここでは2つの歌詞に注目します。
● have the time of one's life
これは定型表現で「人生最高の時、絶頂の時、最高!」という意味。
I'm having the time of my life. なら「今が人生最高!キャホー」ってことです。映画のDirty Dancingでも使われてました。
● Night is young.
このyoungに注目です。youngと言えば「若い」と思っていると、この英語は使えません。実は、youngには「(時、年月、季節などが)早い、まだ浅い」という意味もあります。そこでNight is young.は「まだ夜になったばかり、まだ宵の口」ということ。
ここでyoungを使った口語表現をご紹介しましょう。
・Stay young at heart. (気持ちはいつも若くいなさい)
老け込んで元気がない人にかける一言。自分で自分のことを言ってもOK.
I always try to stay young at heart.
(気持ちだけはいつも若くいようとしてます)
これいつも私が言ってることです。はい。
・You're only young once. (若い時は一度だけ)
若い時は二度と来ないから、今のうちに楽しんでやれることはやっておいてほうがいい、というアドバイスに。これもいつも私が言ってることです。ふう。
・You're as young as you feel.(気持ちと若さは同じ)
若さは気の持ちようで、自分が若いと思えば若い。そういうこと。いい得て妙です。これまたいつも私が言ってることです。はあー。
「年取ったなー」を口癖にしている人で、若く見える人に会ったことがありません。若く見える人で「年取ったなー」を口にする人に会ったことがありません。はいー。
I've never met anyone who repeatedly says "I'm getting old." and looks young, and vise versa.
That must be a golden rule, I assume.