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英語学習をもっと楽しく!洋楽で口語スキルを磨きませんか?(68)

久しぶりに洋楽に戻りましょうか。今日は、私も大好きな素敵な曲です。
ジェイムズ・イングラムさんの大ヒット曲、

             Just Once


「たった一度でいいから、愛し合いたい」という愛についての切ない願いの歌です。では、2019年にお亡くなりになる前、韓国で行われたライブ映像から。

この歌詞で気になったところを解説してみます。

● I did my best.
この歌には「ベストを尽くす」という言い方がちょこちょこ出てきます。一般に英語では「自分がベストを尽くす」という意味では、

     I try my best.  I do my best.  I give it my all.

の3つがあります。

そしてI try my best. → I do my best. → I give it my all.の順に意欲が高まっていきます。なお、do one's bestには、これは「とりあえずやってみる、結果はわからないがやってみる」というどちらかと言うと消極的なニュアンスがあります。

一方、歌詞にI gave my all.というのがありますが、これはI gave it my all. のitが省略された形だと考えられます。give it one's all「全力を尽くす、精一杯やる」という意味です。ちなみにI gave it my 100%.といってもOKです。

では、I gave it my 120%.なら?これだと「限界を超えるくらい頑張った」でしょうか。数字を使うとイメージが沸きやすいですね。なお、相手に「全力で頑張れ、ベストを尽くせ」と言いたければ、Give it your all.となります。

その他、歌詞を見てみると、

● I did my best
   But I guess my best wasn't good enough

(結果はどうであれいちおうベストは尽くしたけど、十分じゃなかったみたいだね)

●  We're back to being strangers
(また元の他人同士に戻っちゃったね)
※strangerは「見知らぬ人」つまり「赤の他人」。

●  Just once
    Can't we figure out what we keep doin' wrong

(たった一度でいいから、ずっと何が間違ってたかお互いわかりあえることはできないのかな)
※figure outは「いろいろ考えた末、わかる、理解できる」の意。

●  I gave my all
    But I think my all may have been too much

(ベストは尽くしたけど、私のベストはちょっと度が超えていたかもしれない)

この曲のギター・バージョンがあります。これまた新鮮で素敵です。
心が洗われます。

もう彼のコンサートが生で聞けないと思うと残念です。

              R.I.P,  James.

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