バイクと共に1年ぶりの温泉へ

今日は子供の帰りがいつもより遅い日だった。こんな日は普段できないことをやろうという気持ちになるので、バイクに乗って温泉へ行ってきた。


温泉なんて1年ぶりだろうか。


道に迷いながら、2回ほど立ちゴケもしそうになりながら…なんとか到着。意地でも倒れないようになんとか踏ん張った。入館料と、岩盤浴のチケットを購入。とりあえずトイレに行きたい…バイク乗ってるとトイレに行きたくなるよね。


4時間弱ゆっくりしたかな。汗かいて、体あたあまって、少し寝ちゃったり…心もほどけていくような。

(なんていいご身分だろうかと自分でも思ったりする。夫には感謝しかない。美味しい晩御飯を作って待ってるからね…)

体もあたたまってくると「温泉に入った後のバイクは最高だろうなぁ」と、期待が高まる。そしてついに、芯まであたたまった体でバイクに跨がり晴天の中を走り始めた。



この時初めて“風と共に体がサラサラと溶けていく感じ”というものを味わった。“自分自身が風に溶けていく感じ”と言えるのだろうか…なんだか不思議な感覚になった。私にとって必要ないもの、全部飛んでいったかしら…。


とにかく最高に気持ちが良かった！珈琲×バイクも最高だったが、温泉×バイクも最高だなぁ。

そして私は夕方、泥のように眠ってしまった。

子供も家にいたのだが、構わず寝てしまったんだよ…。すまんよ、母は思った以上に疲労がたまっていたようだ。

専業主婦の毎日は大きな波もなく、淡々と過ぎていく。仕事をしていた時は「…疲れたなぁ。温泉でも行ってゆっくりしよう」「疲労がかなりたまってるな、どうにかしなきゃ」みたいな気持ちになってたが、専業主婦になってからはそんなこと思ったりもしてなかった。

だがしかし、しっかりと日々の疲れは蓄積されていたようだ。

また気が向いたらバイクに乗って温泉にでも行こう。そして心と体を元気にして、夫と子供に優しく明るく接することができる自分でいたい。