20日間で20都市を巡る、フランス一周4000kmのグルメ旅 【5日目 Caen】
こんにちは!モトです。
9月9日、水曜日。晴れ。
今日の目的地はCaen(カン)です!
朝Mont-Saint-Michel(モン・サン・ミッシェル)を出発し、シャトルバスで駐車場へ向かいます。
シャトルバスから外を眺めていると、なんと途中の草原に、前日の夕食に頂いた羊(Agneau pré-salé)が見えました!!
しかしこれが私のカメラのスペックの限界でした。
遠くの方に見える白くて丸いものたちが羊なのですが、おわかりいただけるでしょうか。
わかりづらい写真ですみません。
「君たちとても美味しかったよ〜!ありがとうね〜!」と心の中で愛を叫びました。
さて駐車場についたら、一晩離ればなれになっていた愛車Titinに再会し、いざ出発。
楽しかったなぁ、なんて余韻に浸っていると、遠くにMont-Saint-Michelが見えました。
さようなら!またいつか!
さて、今日の目的地Caenは、ノルマンディー地方、パリの北西に位置する街です。
かつてはノルマンディー上陸作戦によって、街がほぼ壊滅してしまったそうですが、今日のCaenはそんなことを微塵も感じさせない、明るく、活気のある街です。
個人的な街の印象としては、若者が多い!!(Nantesの記事でも同じこと言ってましたが。)
フランスの街は、大きな大学があったりすると若者が多いですね。
ここCaenにも大学がありました。
若者は草むらに寝転がってお友達とピクニックしたり、電話したり、本を読んだりしていて、開放的な雰囲気がとても魅力的でした。
Église Saint-Pierre de Caen
こちらはCaen中心地にある教会です。
中には入りませんでしたが、ずいぶん古いというか、厳かな感じがしました……!!
高い塔のほうは修復直後なのか真っ白ですが、古いほうは真っ黒!!でも美しいです。
こちらの教会の前にはOffice de Tourisme(観光案内所)があり、そこで街の地図と、公共交通機関の路線図などが貰えます。
余談ですが、ここのOffice de Tourismeにあった街の模型が、とてもよく出来ていました。
クオリティ、すごくないですか?
Château de Caen
こちら、Château de Caen(カンのお城)です。
こちらの城壁に登ると、とても景色がよく、Caenの街を見渡せます。
城内には美術館がいくつかあるようです。
ちなみに私は城内を散歩している時、放牧されている羊を見つけました。(また羊!!)
せっかくお天気がいいので、今回は美術館には入らず、外でアペロをすることにしました。
こちらは城内にあるカフェレストランです。
室内とテラスがあるので、好きな席を選べます。
テラスにはリクライニングチェアとローテーブルがあり、リラックスできるので、お天気が良ければテラスがオススメです。
(※室内とテラスで料金が違い、テラスのほうが料金が若干高く設定されていました。)
ノルマンディー地方は今日が最終日なので、これが最後のチャンスとばかりに、またCidre(シードル)をいただきました。
しばし休憩。冷たいCidreが喉を潤します。
連日歩き回っていたので、たまにはこうして、のんびり午後の時間を過ごすのもいいなぁと思いました。
Le Mancel - Restaurant du Château
https://www.lemancel.fr/fr/
休憩のあとは、テクテク街中を散策しました!
Caen、中心街から遠ざかると意外にも坂道が多いです。
Abbaye-aux-Dames
そのまま坂を登っていたら、Abbaye-aux-Dames(女子修道院)がありました!
ここCaenには、お城を挟んで東側に女子修道院が、西側に男子修道院があります。
そしてここから南に向かうと、運河があります。
この日予約したレストランは運河の近くなので、引き続き運河方面まで歩きます。
運河では、時々釣りをしている人たちを見かけました。(釣れているのかは不明)
運河沿いにはレストランだけでなくバーもたくさんあり、時刻はまだ18時過ぎでしたが、どのバーもほぼ満席。若者で賑わっていました!
ちょっと早いですが、お腹が空いたのでレストランへ入ります。
さて、この日のレストランは、ちょっとオシャレな老舗風。
アペリティフを頼むと、ジャガイモのムースを出してくれました。
ビシソワーズがそのままムースになったような、優しい味で、とても美味しかったです。
アペリティフはKir royal Mirabelle(キールロワイヤル ミラベル味)を頼みました。
Mirabelleは、黄色い小さなスモモです。
甘くてとても美味しいので、おそらくフランス人はみんな大好きなはずですが、旬がとても短い果物です。
フランスでは、夏から秋にかけて、Mirabelleのお菓子などたくさん見つけられるので、見つけた時には是非食べてみてください。
前菜は、自家製フォアグラと魚(たしか鯛)のテリーヌを頼みました。
フォアグラはフランスのレストランでは定番のメニューですが、魚と一緒というのが新鮮です。
お味はとてもあっさり、淡白な感じでした。
フォアグラ特有の濃厚な風味が好きな方には物足りないかもしれません。
ロゼや白ワインに合いそうな、優しいお味でした。
付け合わせはBettrave(ベトラブ)。
フランスでは砂糖作りにも使われる、ポピュラーな野菜です。
カブのような食感で、甘みがあり、とても美味しいです。
夫は鯛のセビーチェを頼んでいました。
少し味見させてもらったところ、これがすごく美味しかった!!
ハーブとスパイスが効いています。
これだけでお腹いっぱいにしたい!と思うほど、幸せなお味でした。
メインはFoie de Veau aux échalotes confites(牛の肝臓とエシャロットのコンフィ)をいただきました。
甘じょっぱいソースに、とろけるような柔らかさで、とても美味しかったです。
日本料理のように刻みネギが乗っていますが、これがまたいいアクセントで、お肉ととても相性が良かったです。
赤ワインとの相性、100点満点です。グビグビ飲んでしまいました。
Spécialité : Tripes
そして夫が頼んだのが、ここCaenの名物料理、Tripes à la Mode de Caen(カン風 牛の胃袋煮込み)です。ヒェェー。
私は以前何度かTripesにチャレンジしたことがあるのですが、結局臭みが強くて食べられませんでした。
日本のもつは好きですが、Tripesはそれとは比べ物にならないほど臭いです。
夫は「美味しい、美味しい!」と言って食べていました。(笑)
そもそもCaenに来たのって、夫がTripesを食べたかったからなんですよね。美味しいTripesが食べられて良かったね。
デザートはメレンゲとクリームに、ベリーフルーツを合わせたものをいただきました。
サクサクで甘いメレンゲにベリーの酸味がとてもよく合い、美味しかったです。
赤く長細いのは、rhubarbe(ルバーブ)という、植物の茎です。私は初めて食べたのですが、こちらも甘酸っぱく、ゴボウのような歯ごたえがありました。
こちらのレストラン、魚類は結構頻繁にメニューが変わるようですが、Tripesは定番メニューのようです。
テーブル数は結構ありますが、夜は満席だったので予約がオススメです。
スタッフのサービスも素晴らしかったです。
Le Carlotta
16 Quai Vendeuvre, 14000 Caen
http://lecarlotta.fr/
泊まったホテル : Ibis Budget
またまたIbis Budgetです。約49€。圧倒的な安さ!!
Ibis Budgetがいかに素敵かは、こちらの記事で書いております。↓
しかしCaenのIbis Budget、高速道路出口から近くて駐車場もあるので選んだのですが、中心街までが遠かった!!2kmぐらいあります。
昼間は「バスがあるから大丈夫でしょ」なんて思っていましたが、夜はバスが終わっていました。
この日は、この旅で唯一、タクシーを使った日でした。
【5日目 Caen】はこれにて終了です!最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は【6日目 Amiens】です。
Amiensは、今回の旅の中でもかなり気に入った街でした。愛を込めて書くので、こちらも読んでいただけたら嬉しいです。それではまた!