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映画『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』鑑賞

アンソニー・ホプキンズ主演の映画『ONE LIFE…』を観た。この映画は実話をもとにしてつくられたということで、Based on the true story好きの私として気になっていたものだ。

アンソニー・ホプキンズ演じる主人公が、ナチスに侵略されるチェコスロバキアで難民キャンプから子どもたちを救い、イギリスに送り込む活動を行い、結果として669人を救ったという杉原千畝のような話だ。

映画としてどうこういうよりも、アンソニー・ホプキンズの演技が素晴らしく、限られた期間で669人の子どもを救えたものの、救えなかった命のことを考え50年も心の重荷になっていたという苦悩や、50年後にあることがきっかけで彼が背負ってきた哀しみや苦悩が救われた様子がよく伝わってきた。

主人公の母は誠実に生き正しく行動するイギリスのノブリス・オブリージュの考え方を子どもに教え込み、それに従って誰かがやらねばならぬと難民キャンプから子どもたちを救う活動を始めたのだ。最近では今だけ金だけ自分だけの価値観がまかり通るような世の中で、こういう映画を観ると、やはり誠実にまっすぐ生きることの価値観の大切さが身に染みる。

幸せな気持ちと何か尊い大切なものを見つけた気持ちを味わいながら映画館をでた。

おすすめです。


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