わかれ

数年付き合っていた人とお別れをした。つい、今しがた。

「もう潮時だよね」と。互いの事情から「仕方ないね」と。

付き合い始めて気づけば数年。旅行に行ったり楽しい思い出もたくさんあったのだけど、まぁもうどうしようもない。本当にどうしようもない部分で、別れざるを得ない。詳細は書けないけれど、僕らの最善の手は別れしかなかった。お互いに嫌いになったわけじゃない。ただこれが最善の手だったことだけがわかっていて、それに従うしかなかった。好きだったよ、と言い合っての「さようなら」。

奇しくも初恋の話をした次の投稿が、直近の別れとは。

男同士の恋愛関係というのは難しい。いや、恋愛だけなら男女とそう変わらないのだろうけれど、やっぱり将来を見据えていこうとするとどうしたっていろんな壁がある。今回の別れも、男女だったらもっと別の結末だってあったはずなのだ。でも、結婚もできない(パートナーシップはあるにせよ)、子供も作れないという我々の限界を見た気がする。もちろん男女のカップルがすべて幸せということじゃないのはわかっている。でも、それでも。

平然とした顔で「さようなら」をして、ひとり家に帰ってからわんわん泣いて、酒を飲んだ。俺は年上だったから、少しでも弱いところは見せたくなかった。理解のある男で居たかった。だから笑顔で「ありがとう」と言ったのに。全力で笑ったそのあとにこんなに泣くなんて。でも、カッコつけられてよかったのかな。格好つけられただろうか。明日は仕事なんだけど、こんなに泣き腫らした目をどうしよう。泣き上戸だと言ったらいいのだろうか。この歳での失恋は堪えるなぁ。

今はもう、あまり良い文章が思い浮かばない。
noteにこんなことを書くつもりじゃなかった。もっと淡々と好き勝手書きたかったのに。読みに来てくれた人にほんとうに申し訳ない。あとで消したりするかもしれないけれど、今のリアルな気持ちとして残しておく。



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