試合の振り返り
試合後の振り返りに、皆さんはどれだけの時間を割かれていますか?指導者、スタッフでの振り返りはされているけど、それを選手と共有したり、一緒に考える時間は意外と短かったり、取れていなかったりしていませんか?
実は振り返りこそが、次のステップに進み、選手が成長していくための大切な時間だと思っています。ミーティングを指導者の一方的なダメ出しばかりの「反省会」にするよりも、次の試合に向けた「建設的な振り返り・フィードバックの時間」にしてみませんか。
未来に向けた振り返り・フィードバックのポイントをお伝えしてみたいと思います。
1 課題は伸びしろとして捉える
失敗経験は、更に成長していくための「のびしろ」と捉えてみてはどうでしょうか。感情的に選手を叱責することだけはやめましょう。
「次、どうしたら良いか。何ができるか」を選手と一緒に振り返る時間にしていきませんか。
2 良かったこと、成功できたことを見つける
どんなに大差で負けた試合でも、ミスが多かった試合でも、良かった点は必ずあるはずです。試合をもっともっと細分化して振り返ってみてください。
必ず一人一人に良かった部分、がんばっていたところがあるはずです。選手の強みを見つけ、伝えていくことも次の戦いをイメージする上でとても大切なことです。
できていたことを探す機会をしっかり作りましょう。
3 違いを探求する
過去を振り返ってみると、「良かった時」と「そうでなかった時」の違いが、どこかにあるはずです。それは、選手起用、時間帯、相手選手との相性、場所、天気などいろいろな要素がありそうです。
その違いや改善ポイントを選手と握り合えていれば、次の試合で力を発揮する確率は高まっていくはずです。
4 成長、結果を手に入れるための新たな仮説を立てる
改善ポイントから、これから取り組むと良さそうな練習やアクションを選手と共有し、次の試合や練習に向けて実践してみましょう。
5 テイク2:成功イメージを作り直す
振り返りによって出てきた課題を修正して、もう一度試合でプレイしているイメージしてみてください。
「これなら次はいける!」と思えた時に、次に取り組むこともより明確になっていくと思いますし、成功イメージを高めるきっかけにもできるはずです。
もしかしたら、全てをチームミーティングの中ではできないかもしれません。練習の合間や個々の選手との雑談なども含めて、振り返りの機会をうまく作っていきましょう。
是非トライしてみてください!