高橋基成 スポーツメンタルコーチ

デフサッカー・デフフットサル女子日本代表のメンタルトレーナー兼手話通訳スタッフをはじめ、高校野球部、大学生アスリートなどのメンタルサポートをしています。ろう学校での教員経験を活かし、手話で聴覚障害のあるアスリートのメンタルサポートをしています!

高橋基成 スポーツメンタルコーチ

デフサッカー・デフフットサル女子日本代表のメンタルトレーナー兼手話通訳スタッフをはじめ、高校野球部、大学生アスリートなどのメンタルサポートをしています。ろう学校での教員経験を活かし、手話で聴覚障害のあるアスリートのメンタルサポートをしています!

最近の記事

今の時代に求められる指導者の関わり方

こんにちは スポーツメンタルコーチの高橋基成です 先日、日本バスケットボール女子日本代表HC恩塚亨さんの「選手をその気にさせるコーチング」という記事を見ました。詳しくはこちら 上からガンガン指示する指導スタイルを貫いていた恩塚さん。大学で指導されていた時に3連覇。素晴らしい成績を収めながら、「優勝した時に誰も笑顔を浮かべていない。優勝したのに、喜んでいない、愕然としました。」(中略)「みんなバスケが好きだから始めたはずなのに、常勝が続くと、失敗を怖がり、ワクワクしなくなっ

    • 聞こえない人とのコミュニケーション

      前回「聞こえない選手の挑戦の場を」というテーマでお話ししました。 聞こえない選手も受け入れてくださるチームが増えていけばいいなと書かせてもらいましたが、実際、皆さんのチームに聴覚に障がいのある選手から入団したい があったらどうされますか? 「手話も知らないし、どうコミュニケーションを取ればいいか分からない」と 不安を抱く指導者や選手もいるでしょうし、中には「全然オーケー!一緒にプレイしよう!」という方もいらっしゃると思います。 何が不安かといえば、「コミュニケーションの

      • 聞こえない選手の挑戦の場を!

        今、障がいの有無に関係なく、同じスポーツを通じて、プレイできる機会が少しずつ増えていて、以前と比べれば、障がいへの理解も少しずつ広がっているように思います。 一方で、聴覚障がいのあるこどもたち、学生が新しくスポーツを始めたい時や、 もっとレベルの高いチームで挑戦したいと思った時に、なかなかその機会にめぐまれなかったり、環境は必ずしも整っているとはいえない現状もあります。 「聞こえない人は、ちょっと一緒にやると危ないので・・・」と断られた という話も時々聞きます。 障害理

        • ワクワクの充電してますか?

          私のワクワクタイムはダイビングコロナ自粛から解放され、やっと4ヶ月ぶりに伊豆の海に潜ることができました。私はダイビングが趣味ですが、 ダイビングが一番「楽しい」という気持ちを充電できる時間なんです。 その時その時で、出会える生き物も違いますし、 まるで海の宝探しをしているような感覚になります。 海に入っているだけで、本当に気持ちがスッキリするんですよね それで、また明日からの仕事を頑張ろうと思えるんです。 今日、一日皆さんはどれだけ笑ったり、 楽しいと思える時間を過ごし

          相手の世界に関心を持つ

          耳の聞こえない人の世界実は、私は左耳を小学校の時に手術をして、 聞こえが良くありません。 それが原因で、友達の話が聞き取れないことがあったり、 「もう一回言って」と聞き直すと、 「もういい、もういい」と話が終わってしまうという 寂しい思いをした経験があります。 そうゆうことは慣れてはきましたが、 私自身、生まれた時から 聞こえる世界で生きてきているので、 「聞こえない」時があるというのは、 寂しく感じることがありました。 今聞こえている皆さんは、「もし、聞こえなかったら

          可能性を信じてくれる存在

          選手が何か頑張りたいと思っているんだけど、 なかなか行動に移せていない時、 もしかしたら、その選手の「勇気がくじかれている」のかもしれません。 信じてもらえたから叶った大学合格ある例をお話ししたいと思います。 聴覚障害のある高校3年生が、大学入学を目指し、がんばっていたそうです。 すごく真面目で、たくさん勉強して努力したのですが…… 結果は不合格でした。 辛くて、たくさん泣いて。。。 気持ちを整理し、就職に切り替えて、ろう学校専攻科に進学したそうです。 でも、彼女の

          信じられる存在

          選手の皆さんへ あなたの可能性を信じてくれる人はいますか? 指導者の皆さんへ 選手の可能性を信じて関わることができていますか? 勇気がくじかれている選手が何か頑張りたいと思っているんだけど、 なかなか行動に移せていないとき、 もしかしたら、その選手の「勇気がくじかれている」 のかもしれません。 勇気がくじかれる原因は、 「何でそんなこともできないんだ」とか、 「また同じ失敗して」 「お前は才能ないなー」 「できるわけないでしょ」 とか、 仲間、指導者、親御さんのちょっと

          悩みを解決する3つの質問

          皆さん、自分の望み通りにならずに、悩んでいることってありませんか? スポーツ選手の場合 ・サッカーだったら、「昨日の試合でシュートを決められなかった」という、過去の後悔の悩み ・また、「監督は試合に出してくれなかった理由はなんだろう」と納得できない悩みというか、怒り、不満 こういった悩みは、解決・解消されないとどんどん気持ちが落ち込んでしまいますよね。 悩んでいるときにお勧めしたい質問が3つあります。もちろん指導者、保護者の方が選手やお子さんに投げかける質問としてもすご

          youtube始めました!!

          こんにちは スポーツメンタルコーチの高橋基成です。 実は、YouTubeを始めちゃいました!! このyoutube発信ですが、他のメンタルコーチと違う点は 「手話」でお届けしているところです! もし、関心がありましたら、是非下のリンクからどうぞ(^^) https://youtu.be/z5otoQlo_Jc youtubeを始めた目的理由は2つです。 1 スポーツメンタルコーチングを、多くのデフアスリートに届けたいから 2 デフリンピックという大会の存在やデフアス

          メンタルってなんだろう?

          よくスポーツ現場や仕事で、メンタルが強い、弱いということをよく耳にします。 メンタルが強い、弱いとは具体的にどういうことでしょうか? また、そもそも「メンタル」とは何でしょうか? メンタルとは メンタルは、直訳すると「心理的」「精神的」と訳されています。スポーツにおけるメンタルで言えば、選手の意志の強さや集中力の高さ、動じない心、逆境を楽しめる心など、様々なイメージを人によっては持っているのではないでしょうか。 様々な表現方法はありますが、全てがメンタルを表す言葉であり

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          ジェフ市原・千葉レディースとの交流

          先日、デフサッカー女子日本代表の選手たちと、ジェフユナイテッド千原・千葉レディースの選手のオンライン交流がありました。 このコロナ禍で、デフサッカー 代表合宿も中止を余儀なくされ、今現在十二月までの活動を中止せざるを得ないとの決定が決まりました。 十一月には、韓国でデフサッカー ワールドカップも予定されていますが、世界的な危機を考えると実施についても大変危ぶまれている状況です。 「代表候補選手たちも、今だからできることは何か」 と主体的に動き出し、定期的にトレーナーに

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          試合の振り返り

          試合後の振り返りに、皆さんはどれだけの時間を割かれていますか?指導者、スタッフでの振り返りはされているけど、それを選手と共有したり、一緒に考える時間は意外と短かったり、取れていなかったりしていませんか? 実は振り返りこそが、次のステップに進み、選手が成長していくための大切な時間だと思っています。ミーティングを指導者の一方的なダメ出しばかりの「反省会」にするよりも、次の試合に向けた「建設的な振り返り・フィードバックの時間」にしてみませんか。   未来に向けた振り返り・フィード

          甲子園中止で思うこと

          今日、一斉に夏の甲子園大会中止のニュースが届きました。多感なこの時期に、いろんなものを制限し、目指してきた甲子園。甲子園にかけてきた選手、指導者、保護者、家族など多くの方の複雑な想いはどこに向けていくと良いのだろうか。 私自身、高校野球の外部コーチとして指導している選手たちがいる。指導者の一人として、選手たちにどんな言葉をかけてあげることが一番良いのか。まだ答えは見つからない。 高校野球の甲子園への挑戦、3年間でチャンスは5回しかない。宝くじはお金さえあれば死ぬまで買える

          得た情報をどのようにして納得するのか

          皆さんは、指導者や仲間からの指導・助言をどのようなプロセスを踏んで納得しているのか、考えたことはありますか? 例えば、今新型コロナウイルスについての情報が多く入ってきます。その中でも感染予防対策も様々な方法があったり、コロナウイルスの特徴についてもどんどん新しい情報が入ってきます。 誰がその情報を発信しているか、ということも判断の材料にはなってくると思います。しかし、専門家によっても見解が違う場合があります。その時、ある程度の期間情報を集めた上で納得する人や、少ない情報で

          得た情報をどのようにして納得するのか

          人がどのような情報を必要としているか

          選手のみならず、多くの人は見て、聞いて、感じて様々な情報をえて、自分の意思決定に何かしらの判断を決めていると思います。 「納得する」というプロセスを始めるために、まずどんな情報を得ようとしているのかというと、ひとによって順番が違うと言われています。 では、どのような情報から得ようとしているか、そのタイプについて紹介します。 「視覚型」 ・アイデアや作戦などの情報を視覚的に”見る”必要がある ・時際にプレイを見たり、映像を観賞するなど目にすることですごさが分かる 「聴覚

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          人が自分自身と他人に当てはめるルール

          今日は、ほとんどの人が持っている自分のルール(〜しなければならないと思っていること)があります。それは、社会的ルールに当てはまるもののあれば、その人の過去の経験や教えから学んで得た価値観から来る自分なりのルールもあります。 このルールを、他人に対してはどのように当てはめているのか、人のタイプによって様々なあるようです。そのタイプは4つあります。 自分型 ・自分位当てはまるルールは、他人にも当てはまると考えています ・あても同じ考えを持っていると言う前提で他人と話す ・自分

          人が自分自身と他人に当てはめるルール