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人のストレス反応

スポーツの現場では、試合の結果が思い通りいかない時や、仲間や指導者との意思疎通が合わずストレスを抱えたり、心ない言葉にイライラしたりとストレスを抱えている選手も少なくありません。

練習や試合に集中し、ハイパフォーマンスを発揮するためには、余計なストレスをためないことが大切になってきます。ただ、全くストレスがないという状況を作るのも簡単ではないですね。

今回は、選手達がスポーツの現場において、ストレスを感じる出来事に出くわした時どのような反応を見せるのか、について書いたいと思います。

ストレス反応の3つのパターン

大まかに3つのパターンがあると言われています。日常的なストレスに対してどのような反応を示すのか、それぞれのパターンについて紹介します。

「感情型」
・日常的なレベルのストレスに対しても感情的に反応する
・感情的になったまま、なかなか抜け出せない
・状況に対して過敏に反応しているように見られる
・ストレスレベルの高い競技(仕事)が苦手な場合がある
・感情を活力とする芸術的、想像的な競技に向いている
「チョイス型」
・日常的なストレスに対し、初めは感情的に反応しますが、自分の選択次第で冷静さを取り戻したり、感情的なままでいることができる
・周囲の人に共感したり、逆に共感しないということも自分で選択できる
・リーダーとして力を発揮しやすい
「冷静型」
・日常的なストレスに対し、感情的に反応することはない
・人に共感するのが苦手な場合があります。
・たいていの緊急事態でも取り乱すことなく、冷静さを保って機転を聞かせることができる

割合としては、チョイス型に人が70%、感情型、冷静型の人が15%ずつくらいの割合のようです。

皆さんは、スポーツの現場において、どのパターンが多いと感じますか?

タイプによって変えるストレスマネジメント

「チョイス型」の選手は、ストレスを感じ感情的になってしまった時には、その対象から距離をおいたり、その場から一旦離れるなどして、冷静さを取り戻すことが大切になってきます。
また、そのようなストレスのかかる状況になっていると、意識がその対象につい向きがちです。試合で勝つことや、自分のパフォーマンスを発揮することを目的としているのなら、怒りの対象に意識を向け続けることは正しい選択ではありません。「今必要なのは、自分が自分らしくパフォーマンスを発揮すること」なはずですから、意識を怒りの対象から自分や、次何をすべきかというところにうまく切り替えていけるといいですね。

「感情型」の選手は、他の人よりもストレスを感じやすいので、過度の緊張状態が続いている場合は注意が必要です。特に人間関係のもつれにも過敏に反応してしまう傾向があります。少し自分を俯瞰し、冷静に感情をコントロールする方法を身につけることで、感情に振り回されることが少なくなるように思います。

「冷静型」の選手は、落ち着いて物事を分析し、対応しなければいけない時に力を発揮することがあるでしょう。感情的な人たちと関係を気づくのが苦手だと思いますので、程よい距離感で接することや、相手の特徴を理解した上でのうまく接することができると良いと思います。

スポーツにおいて、ラグビーのハカに見られるように、「感情」がその人のエネルギーになることもありますし、試合前の準備としてステイトを一気に上げることもしている場合があります。一方で、射撃系のスポーツなどは常に冷静さを求められるスポーツもあります。
スポーツの特徴によってもどのようなタイプの人が力を発揮できるのか、傾向がありそうな気がします。(調べたわけではありません)

そのタイプだとしても、自分のストレス反応の特徴を知り、うまくストレスマネジメントができるとパフォーマンスアップに活きるのではないでしょうか。

参考にしてみてください。

<参考文献:影響言語で人を動かす>


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