無になれないことを知る 〜1stインスペクション第2日目報告。
Beauty Japan2022日本大会1stインスペクション。
第2日目お寺体験ご報告。
2日目は、朝の勤行から。
4時半山門に集合でしたので、
3時半起きで支度し向かいました。
こちらの身延山久遠寺の山門。
京都の南禅寺、知恩院と並んで、
日本の三大三門と言われているそうです。
そこから本堂まで続く「菩堤梯」と呼ばれる石段が287段あったのですが、
それがまた急で一段一段の高さが高いのです。
その階段を暗い中、登って行きました。
1日目もお昼のおにぎりを半分しか食べれてなくて、
夕食は美味しく全部頂いたのですが、
朝の早くからもうすでにお腹はペコペコ状態。
階段は『南無妙法連華経』になぞらえ、7区画で分かれているそうなのですが、
最初に勢いよく、前列の方でかけ登って行っていたのに、
最後の一まとまりの前まできて、
スタミナ不足でヘタってしまいました。
石段で休み、最後の力を振り絞って、
登り切った時はまだ少しフラフラしていて。
そんな時に、優しく寄り添って
お隣で声をかけて下さった、
増田久枝さん♡
ご自身も足が痛いのを抱えていらっしゃる中、
私のことまでお気遣い下さり、本当に有り難かったです。
少し経つと、何とか持ち堪えて、
気分も回復してきて大事なく済みました。
登り切った後に吸い込む空気は、
本当に清々しくて、身も心も一つ何か新しく
生まれ変わったような気がしました。
そして何より神聖だったのは、
早朝の鐘の音。
お坊さんが全身を傾けて、鐘をつく姿に
感動しました!
そして勤行の時間。
朝から心落ち着けて、お経を唱え、
86歳のご法主様のお話をお聞きすることは、
大変貴重な経験でした。
法主様は数年前に大病をなされて、
手術までお受けになったそうです。
声を押してまで、
私たちにまでお話をお聞かせ下さいました。
また快く私たちをお迎え下さって、
激励下さいましたことも大変有難く
このような場所で1stインスペクションを
受けさせて頂く喜びを感じておりました。
お勤めの最後に『御経葩』という葉っぱの形の
紙を頂きました。貴重な記念になりました。
その後講義に戻り、その中では写経の時間もありました。
私にとって写経は生まれて初めての体験でした。
時間が限られていて、その中で一斉に書き始めたのですが、
私は残念ながら時間内に書き終えることができませんでした。
うまく書こうとすると、うまく書けなくなるし、
丁寧に書いていると、上手に書こうとしている自分と向き合って、
無になっていない自分を突きつけられます。
無になるとは...
また一つ課題を頂いたような気がいたしました。
少し歴史の話をさせて頂きますと、
身延山は、鎌倉時代に日蓮聖人によって開かれたお山で、
久遠寺は日蓮宗の総本山。
日蓮聖人は、地元の南部実長の招きで入山しました。
そして約9年をここで過ごされた後、
法華経布教に励まれたということです。
しかし病に侵され、湯治に向かう途中に
61歳で生涯を終えられました。
そんな歴史ある久遠寺でのガイドブック撮影は
もう本当に価値あるもので、
スタッフの皆様のご誘致へのご努力の賜物と
終始有り難さを実感する今回の滞在でした。
こんな素晴らしい壮厳な雰囲気の身延山久遠寺に
Beauty Japanを通して、ご縁あって招かれましたことに
心から感謝申し上げます。
〜 自己紹介 〜
名前: 中村 基子
職業: 椿の会テーブルスタイル茶道上級講師
児童英語教師(英語教室経営)
好きなこと: 茶道、国際交流、お菓子作り、パッチワーク、散歩
モットー: 笑顔で生きていくと決める
資格: 表千家茶道講師資格。中学・高校第一種免許状英語。英検準1級。
Instagram: @motoko.nakamura_tsubaki
令和4年11月25日に愛知県蒲郡市で開かれる、
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