春の高尾 一本桜を巡る
もうすぐ桜咲く季節ということで、今日は以前に撮影した八王子市高尾駅周辺の一本桜を紹介します。
高尾というと高尾山があまりにも有名で、他に何があるのか思いつかない方がほとんどかと思います。
僕が勝手に思っているだけかもしれませんが、実は高尾は隠れた桜の名所なのです。樹齢数百年という桜が駅の近くにあり、春の高尾は本当に美しい桜色に彩られます。
そんな中でも桜シーズンを告げるように真っ先に咲く、大光寺と高楽寺の一本桜を紹介しますね。今年も行く予定でまた後日に投稿するため、今回はどんな樹形の桜なのか分かるよう記録写真的なものを多めに載せていきます。
1.大光寺の江戸彼岸桜と枝垂れ桜
江戸彼岸桜
樹齢200年の江戸彼岸桜(2019年3月24日に撮影)
高尾駅のすぐ南側にあり、高尾山登山帰りの方やタイ人僧侶の姿もありました。枝振りが大きく花付きも良好で僕が大好きな桜です。ソメイヨシノに似ていますがわずかにピンク色が濃い印象ですね。
大光寺境内には江戸彼岸桜より数日早く咲く枝垂れ桜がありますが、見ごろ時期はほとんど一緒なので二つの桜を同時に楽しめますよ。
枝垂れ桜
樹齢400年の枝垂れ桜(2019年3月24日撮影)
高尾で一番早く咲く桜です。今回は写真を載せていませんが幹がとても太く迫力があり、しめ縄も巻かれいて大光寺御霊木として代々守らてきたのが伝わってきます。400年の歴史あるのも納得です。
写真的には、周囲を建物や他の樹々が植えられていて、全体を撮るのはとても難しく感じています。下から見上げたり、部分を切り取るような写真が多くなりがちですね。
京王高尾駅ホームからの眺め
京王高尾駅ホームからの大光寺の眺め。左側が江戸彼岸桜で右が枝垂れ桜です。こう見ると駅のすぐ近くなのが分かりますね。
樹形を確認するには、境内よりも駅構内からの方が分かりやすいような気もします。本当は駅から出て近くで見て頂きたいところですが、電車内に居ながらにしてお花見を楽しめますね。高尾山口駅に向かって、前から3両目辺りがいいように思います。
2.高楽寺の紅枝垂れ桜
樹齢200年の紅枝垂れ桜(2019年3月31日撮影)
こちらの桜は樹形が大変美しく、八王子近辺では比較的知られているようでこの時期は毎年多くの人が訪れています。高尾駅南口から徒歩7、8分の住宅地にあり、大光寺からも10分程度です。
大光寺の桜が満開になった頃、高楽寺の紅枝垂れ桜はだいたい5分~6分咲きという印象で、開花状況によってはどちらも同じ日に見頃の状態を楽しめると思いますよ。
写真は満開になってから数日経った様子です。
3.金南寺の枝垂れ桜
2014年3月31日撮影
もう一つ紹介したい桜がありました。こちらの枝垂れ桜は案内板がないので分かりませんが、おそらく樹齢100年位かと思います。こちらも好きな桜の一つですが、ここのところ見頃の時期と自分の休みがなかなか合わず、写真は少し前のものになります。
金南寺は高尾駅北口から甲州街道を西へ15分ほどの山の斜面にあります。そのためか大光寺や高楽寺より開花が遅く、同一日にすべて満開を楽しむのは難しいかもしれません。
桜自体は大光寺や高楽寺の方が見応えありますが、周囲の環境は金南寺が一番いいかもしれません。見に来る人もそれほど多くなく静かに桜を楽しめますよ。
4.まとめ
高尾は高尾山だけではないことを少しでも知ってもらえたらと思い、高尾の一本桜をいつくか紹介しましたがどれも本当に素晴らしい桜です。もしこの時期に高尾に来ることがあればちょっと思い出して頂けたら嬉しいです。
他にも何十種類もの桜を見学できる多摩森林科学園や、開花時期はずれますが南浅川沿いのソメイヨシノの桜並木などもいいところです。
春の高尾は色々な桜を楽しめますよ!
※noterさんからの情報で知ったのですが、多摩森林科学編のサクラ保存林は昨年秋の台風の影響で閉鎖となり令和2年見学できません。詳しくは多摩森林科学園のHPをお確かめください。