気づきのメンタルヘルス(万能感④)
ABC理論の説明
感情には構造があります。それがABC理論です。この方法を使うと自分の思い込みに気づきやすくなります。自分の認知/思い込み(B:Belief)に気づくと楽になることがたくさんあります。以下を参考にして、やってみてください!
ABC(DE)理論とは、感情の構造を以下で示したものです。
A Acrivating event(出来事)
B Belief(信条、認知、思い込み)
C Consequence(結果、感情)
D Dispute(反論、アドバイス)
E Effects(望む結果、Dによる効果)
以下は時系列でA→C→B→E→Dで書いています。
あくまで私の例なので、認知は人によって違います。
参考にしていただけれた幸いです。
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感情の構造と解説
A(出来事):システムの内容がよくわからない
C(感情) :自分は本当に仕事ができないダメなやつだと思う
B(認知) :リーダーなのだから、システムの仕様は全てわかるべき
E(望む結果):分からないこともあると、自分一人で抱え込まない
D(反論・アドバイス):それだけの人数のいるプロジェクトなんだから、わからないこともあるよ。もっと人に任せていいんじゃない?
トラブルプロジェクトに配属後、リーダーを引き継いで作業をしている中で思ったことです。
これは、完全に万能感だと思います。
昔から頑張ればできるという認知を握りしめていた結果なので、手放せていたら少しは気持ち的に楽だったのかなと。
システムってプロジェクトが大きければ大きいほど、一人の人間が把握できる範囲って限られると思うんですよね。
もちろん、上位のレイヤーの職務(リーダー、マネージャーなど)は、詳細はわからなくていいけど、大枠をしっかりわかっているというのは必要だと思います。
それでも、自分の請け負ったチームの仕様をすべて把握する必要があると感じていたので、今までやったことがない技術スキルでスキルアンマッチだとしても、理解できなければならないと思っていたのだと思います。
それで毎日、スケジュールに追われ、上司、顧客に終わるのか?この仕様はどうなっているのか?と聞かれ続けることに自己否定を強めていった気がします。
わからないことで自己否定するのは、無駄なことです。自己否定して努力するというのが有効な手段の時もあります。でも度が過ぎると、毒でしかありません。
万能感は毒ということを覚えておいてください。
やりすぎると地獄です!