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気づきのメンタルヘルス(断る勇気&万能感)

ABC理論の説明

感情には構造があります。それがABC理論です。この方法を使うと自分の思い込みに気づきやすくなります。自分の認知/思い込み(B:Belief)に気づくと楽になることがたくさんあります。以下を参考にして、やってみてください!

ABC(DE)理論とは、感情の構造を以下で示したものです。
A Acrivating event(出来事)
B Belief(信条、認知、思い込み)
C Consequence(結果、感情)
D Dispute(反論、アドバイス)
E Effects(望む結果、Dによる効果)
以下は時系列でA→C→B→E→Dで書いています。
あくまで私の例なので、認知は人によって違います。
参考にしていただけれた幸いです。
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感情の構造と解説

A(出来事):トラブルプロジェクトのチームリーダーを依頼された
C(感情) :やるしかないと思い、依頼を受けてチームリーダーになった
B(認知) :サラリーマンなので、上司の依頼は受けなければならない、わたしならきっとやれる!と思った。
E(望む結果):やばいのがわかっているので、キッパリ断れる。
D(反論・アドバイス):自分ができるイメージがないのに、受けなくていいんじゃない?

2012年4月にトラブルプロジェクトに配属され、のちにうつ病になってしまうわけなのですが、そのプロジェクトに入った1か月後くらいに、前任のリーダーがメンタル不調でリタイアして、その後釜としてリーダーを任命された時の話です。

急な話でしたし、仕様もよくわからない状況で、技術スキルもアンマッチだったので、正直受けるのは嫌でした。

しかし、このサラリーマンだからという認知(B)を持っていたが故に、断ることができなかったのではないかと今は思います。

この当時、認知を緩められたら、断ることもできたのかな思います。(この時もわたしより先輩社員がリーダーを断った経緯もあるので)

自分でも頑張ればできるという万能感もあったんだと思います。

このタイミングで断ることができたら、うつ病になるまで働くことはなかった気がします。

今では、認知で人生が変わる場合もあるんだなぁと思う一例です。

断ることは勇気がいりますが、断ることで信頼を得る場合もたくさんあります。トラブルプロジェクトの場合は難しいのかもしれませんが、チャレンジしてみる価値はあります。

あなたは勇気が出せますか?

なんでもできるという幻想を持っていませんか?

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