介護サービスを拒否する!?
こんにちは。今回は介護を行う上で介護サービスを拒否する場面が結構あります。その場合の対処方法なども含めてお伝えしていこうと思います。
意外に多い!?
介護サービスの利用を拒否する割合については、日本国内でも増加傾向にあります。厚生労働省や自治体が行う調査によると、地域や対象により異なりますが、約20〜30%程度の高齢者が何らかの形で介護サービスの利用を拒否しているとのデータもあります。
2. 主な拒否の理由
拒否する理由としては下記のようなものがあります。
1.自己負担費用が高い
自己負担が家計に負担となり、利用をためらうケースが多いです。介護保険サービスは自己負担が1割〜3割なので比較的安価で利用できるのですが、その仕組み自体を知らなかったりすることもあります。
2.本人の意向
特に本人が「他者に頼りたくない」というプライドや、自立した生活へのこだわりから利用を避ける傾向があります。また、介護サービスは「寝たきりの方や身体状態が重度な人が利用するもの」という認識をお持ちの方もまだまだ多くいらっしゃいます。
3.サービスの質や内容への不安
サービス提供者への不信感や、介護内容への不満などから利用を拒否するケースもあります。
4.認知症の影響
認知症の影響で、本人がサービスの意図を理解しにくい場合や、拒否する場合もあります。
対策
上記のような理由で拒否することは多くあります。
そこで対策としていくつか例をご紹介します。
対策1 体験利用をする
介護保険サービスは大抵のところで、体験利用することが可能です。費用の有無に関しては各社によって違いますが、無料で行うところもあります。
一度体験すると、自分のイメージと変わって、利用に繋がるパターンは多くあります。
対策2 主治医に説得してもらう
お医者さんからの意見はめちゃくちゃ効果的です。
特に高齢者はお医者さんの話だったら聞くといつか方も多いので、いざとなれば主治医などに協力してもらうことをオススメします。
対策3 理由を変える
これは特に認知症の方などに使う方法ですが、
例えば、家にヘルパーさんが来るとして
「おばあちゃんに教えてもらいたいことがあるから、◯◯さんが来ます」
「おじいちゃんに仕事をお願いしたいから、◯◯さんが来られます」
など、理由をうまく変えることで受け入れやすくなります。
これはあくまでも一例ですので、参考にしてみてください。
まとめ
今回の記事でお伝えしたいことは
・介護サービスを拒否する人は3割いる
・本人の意向で拒否になる傾向が強い
・伝える人や伝え方を工夫する
介護体制を整えるためにも介護サービスは必須です。
でもそもそも利用してくれないというのはとても大変です。だからこそ、アプローチ方法は様々な方法を知っておくことが大切になってきますので、ぜひ今回のことも覚えておくことをオススメします。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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