Bored Ape Yacht Club(BAYC)という「退屈なサル」をモチーフとしたNFTコレクション。現時点で最も価値のあるNFTコレクションと言って良いであろう。
そのBAYCの運営母体がYuga Labs(ユガラボ)。クリプトパンクスやMeebits、10KTFなど、複数のNFTプロジェクトを所有・運営するNFT界に君臨する絶対王者だ。
コインデスクに、ユガラボの最新情報が掲載されていたので紹介したい。
まずは、BAYCのおさらい。
初期の頃、創業メンバーはクリプト界のお作法に倣い匿名&顔出しなしであったが、どうやら方針が変わったようだ。
中でも中心となるのが、アロノウ氏とソラノ氏。ゲームを通じて出会い、メタバースでの交流を重ねる中、信頼関係を築いていった。というところも、これからの時代のあり方を象徴している。
BACYの大成功は、コロナによるロックダウンと大いに関係しているという考察も説得力がある。
BAYC及び他のNFTコレクションの運営を通じて蓄えた資金とノウハウを投入し、次に彼らが挑むのがメタバース「Otherside」。彼らの原点であるRPGゲームにNFTを掛け合わせて、独自のメタバース空間を構築する。
国境がなく、自動的に世界中がマーケットとなるクリプトの特性を考慮し、言語の壁を感じさせない、こちらのイメージビデオも実に魅力的である。
このOthersideにおいて、アロノウ氏とソラノ氏の理想郷が実現する。
記事では強調されていないが、NFT界の絶対王者がRPGゲーム/メタバースを作ったら何が起きるのか?
フォートナイトやファイナルファンタジーという既存のゲームにおいて、スキン等のデジタルアイテムにプレイヤーの多額の資金が資金が投入され、独自のトレード市場が形成されている。
そこに、多額の資金と才能が投入された世界最高峰のRPGゲームが立ち上がり、その基盤としてNFTが活用される。
これは、現状のPFP(BACYに代表されるアイコンに使用するプロフィール写真)のNFT市場とは次元の違う価値と市場が形成されるであろうことは想像に難くない。
「ゲームとNFTの相性」(ポテンシャル)について、こちらのFujinさんの解説がとても説得力があるので、併せてお聴きください。
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