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書評・書籍紹介

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書評・書籍紹介に関する投稿をクリップしたマガジン。
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記事一覧

【書籍紹介】感情リテラシー事典 大芝義信 著

本書は、感情に関する科学的知見と実践的なスキルを統合し、現代社会で必要とされる感情リテラシーの全体像を提供した1冊です。個人の成長からビジネス場面、教育現場まで幅広い応用可能性を示しながら、感情を理解し活用するための具体的な方法を解説しています。 日常的に無用な感情に苦しめられたり、感情のせいで意思決定を誤ってしまったり、感情のせいでとるべきではない行動をとってしまったことはありませんか? 感情とはもともと生存のために存在するものです。危険な状況に遭遇したときは、恐怖を感

【書籍紹介】Hard Things アンドリーセン・ホロウィッツ立ち上げの舞台裏

本書は、スタートアップ向けセミナーで必ず紹介される1冊であり、起業家のバイブルとも呼ばれています。著者のベン・ホロウィッツは、ベンチャーキャピタル、アンドリーセン・ホロウィッツの共同創業者。 アンドリーセン・ホロウィッツは、シリコンバレー屈指のベンチャーキャピタル。投資実績には、スカイプ、エア・ビー・アンド・ビー、フェイスブック、インスタグラム、ピンタレスト等の名だたるテクノロジー企業が名を連ねています。 共同創業者のマーク・アンドリーセンは、直観で操作ができるブラウザで

【書籍紹介】「シン・コミュニティマーケティング」CNP出版部著

先週、手元に届き、早速読みました。 Amazonレビューにも投稿した通り、実に客観的で、説得力のある有益な内容でした。勝手に、内輪受け本であろうと決めつけて、大変失礼しました。 これは、多くの人に読んでもらいたいと考え、想いの丈をレビューに込めました。Web3/NFT界隈の人間ではあるが、Ninjaからは一定の距離を置いているという立場を明確にして。 以下、投稿した内容です。 近い内容を、下記の記事でも語っているので、併せてお読み頂けると幸いです。

【書籍紹介】Zero to One 君はゼロから何を生み出すか ピーター・ティール著

シリコンバレーで伝説の投資家と呼ばれるピーター・ティール。別名、「ペイパル・マフィアのドン」。本書は、同氏が書いた切れ味鋭い起業本です。 ピーター・ティールが共同創業した世界最大のオンライン決済システム、ペイパル社。同社の初期メンバーが、その後、著名なテクノロジー企業の創業者として活躍していることから、ペイパル・マフィアと呼ばれています。 イーロン・マスク:テスラ、スペースX リード・ホフマン:リンクトイン チャド・ハリー、ジョード・カリム:YouTube ジェレミ

The Model に学ぶBtoB営業の極意

まだ、読んでいる途中ですが、これはすぐにメモって置きたいという衝動に駆られたので、先出しで紹介させて頂きます。 <著者略歴> アラン・マイナー氏(サンブリッジ代表)による序文も読みごたえがあるのですが、その紹介は別の機会に譲ります。同氏は、オラクル社時代に、トム・シーベル氏(シーベルシステムズ創業者)、マーク・ベニオフ氏(セールスフォース・ドットコム創業者)と直接働いた経験を有し、本書の著者である福田康隆氏とも古くから親交あり。 The Modelについては大枠は理解し

アメリカンガールドールに学ぶ付加価値のつけ方

ハーバード・ビジネススクールのクレイトン・M・クリステンセン教授の著作「ジョブ理論」。同書で解説されていたアメリカンガールドールの事業戦略が興味深かったので、紹介します。 ■アメリカンガールドールとは? アメリカンガールドールは、アメリカの女の子たちに長年愛されている歴史的な人形。1986年にプレザント社(現マテル傘下のアメリカンガール社)によって発売。創業者のプレザント・ローランが姪に贈るクリスマスプレゼントを探していた際、満足できる選択肢がなかったことから着想を得たそ

【書籍紹介】しくみでラクに!共働き夫婦の夢をかなえる ライフプランBOOK あまのなつみ著

あまのなつみさん(旧甘夏)さんは、スタンドFMで交流のある方です。以前、ワーママ管理職あづさんと3人でランチをご一緒させて頂きました。 ※手前が甘夏さん、奥があづさん 今回、あまのなつみに改名し、kindle本「しくみで楽に!共働き夫婦の夢をかなえるい ライフプランBOOK」を出版されました。 勤務先の恩師から、「人生の目標を定め、ライフプランを作りなさい」とアドバイスを受けたことをきっかけに、ライフプランを実際に作成。 それを機に、それまでの周りに流される人生から、目

【書籍紹介】BtoBマーケティングの戦略と実践 栗原康太著

著者の栗原康太さんは、株式会社ガイアックス入社後、BtoBマーケティング支援事業に携わり事業部長及び経営会議メンバーを歴任。2016年にBtoB営業支援及び新規事業コンサルティングを提供する株式会社才流(SAIRU)を設立し、現在代表を務めています。 本書は同社のBtoBマーケティング支援における試行錯誤の結果、蓄積した知見をまとめた書籍となります。 著者は、新卒で入社したガイアックス社にて、テレアポや飛び込み営業全盛の営業スタイルから、デジタルを活用したマーケティング主

【書籍紹介】論点思考 内田和成 著

著者の内田和成さんは、ボストンコンサルティンググループ(以下BCG)で日本代表を4年間勤め、その後、早稲田大学大学院で教鞭をとられた方。著者が、BCGで駆け出しコンサルタントの頃、徹底的に教え込まれたのが仮説思考という話を前回、ご紹介しました。 本書は仮説設定の前に正しく論点を設定する必要があることを説いた1冊となります。 仮説思考と論点思考の違いにつてい、著者は以下の様に解説します。 著者が長年勤務し、代表まで務めたボストン・コンサルティング・グループ(BCG)では論

【書籍紹介】子育てママのためのフルリモート転職パーフェクトガイド

こちら、本日発売の誕生ホヤホヤの1冊。ノースキル主婦「ゆず茶」がフルリモート転職を目指し、70社に応募した末に見事、理想の職場に採用されたサクセスストーリー。冷え田やっこさんの手によって漫画化されました。 現在は、私を含む内輪で盛り上がっていますが、本書はオンラインで転職を志している方すべてに有益な1冊となっています。 どのサイト/サービスに登録するのが良いか? それぞれのサービスの特徴は? 求人情報検索のコツ 怪しい求人の見分け方 面接ではどんなことを聞かれるの

【書籍紹介】仮説思考 内田和成 著

著者の内田和成さんは、ボストンコンサルティンググループ(以下BCG)で日本代表を4年間され、その後、早稲田大学大学院で教鞭をとられた方。著者が、BCGで駆け出しコンサルタントの頃、徹底的に教え込まれたのが仮説思考。すべてのコンサルタントの必須科目であり、ビジネスにも欠かすことのできない仮説思考の全貌を余すことなく解説した1冊です。 仮説とは、まだ証明はしていないが、最も答えに近いと思われる答え。 仕事の早い人、仕事ができる人は仮説思考を実践しています。まだ十分な材料が集ま

【書籍紹介】スタートアップで働く 志水雄一郎 著

本書の著者、志水雄一郎さんは、フォースタートアップス株式会社の創業者。人材と資金の両面からスタートアップを支援し、日本におけるスタートアップエコシステム構築を目指す会社。 本書のスタンスも、下記の通り明快です。 更に、起業家の魅力を、以下の通り熱弁します。 ここまで読むと、「ポジショントークで、脱サラを促し、自らのビジネスに誘い込もうとしているのでは?」という疑問を持たれる方もいるかと思います。 もちろん、そういう下心はゼロではないと思いますが、私が強く共感したのは、

【書籍紹介】会社員あづが聞く!等身大のキャリアストーリー「キャリアの話をしよう」vol.1

音声配信プラットフォーム「スタンドFM」を通じて知り合った友人のあづさんが、この度、キンドル本を発売されました。 あづさんの人気キャリア対談シリーズの内、4名の方の放送を書籍化したものです。 本企画は、あづさんご自身が音声配信(VoicyとスタンドFM)を通じて、世の中には、「ひとつの会社に勤めあげる」以外の選択肢がたくさん存在することをリアリティを持って実感したことに端を発しています。 自身の強みを活かし、自身が大切にする価値観に従いながら、より輝ける場所を求めて主体

【書籍紹介】60歳の迎え方 定年後の仕事と暮らし 河野純子著

ビジネス書作家で「定年ひとり起業」の著者として有名な大杉潤さんがスタンドFMで激推しされているのを聞き、速攻で購入&読破しました。 大杉さんの放送は、こちら。 大杉さんが書かれた書評は、こちら。 著者の河野さんは、リクルートで「週刊住宅情報」(現SUMO)副編集長、「とらばーゆ」編集長を歴任後、住友商事に転身し新規事業開発に携わった後、53歳で独立。その後、ライフシフト・ジャパンの立ち上げに参画。 今回、60歳を迎えるにあたり、自身の試行錯誤が後進の女性たちの参考にな