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ベトナム派遣:ホーチミン市師範体育大学
ベトナム滞在初日の11月7日は宿泊先の日系ホテルで朝食をすませた後、班長の新崎師範は記者会見に出席するため専用バスで別の場所へ移動し、我々他のメンバーはこの日の武道セミナーの会場となるホーチミン市師範体育大学へリハーサルに向かうためホテルを出発した。
本部御殿手を含む各武道団体、流派のリハーサル時間はあらかじめ決められていて、それまでは控え室にいたり、会場の端で他のリハーサルを拝見したりして過ごした。
ベトナムは暑いと予想していたが、まさに日本の真夏並みの気温で、演武服を着ると汗が滴り落ちた。リハーサルが終わると、昼前に一旦ホテルに戻り、そこで昼食の弁当を食べた。
午後再び大学の会場に戻った。参加者全員が集合して開会式が始まり、高村団長の挨拶並びに体育師範大学学長の歓迎の言葉があった。続いて講道館柔道の歴史について、岡田弘隆先生が通訳を交えて講演をされた後、演武が始まった。
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観客席には大学生たちが集まっていて、時折大きな歓声が起こった。なんとなく昭和の時代を思い起こさせる雰囲気で、ベトナムの学生たちの素直な反応にはどこか懐かしさを感じた。
各演武が終了すると、そのあとはワークショップの時間となり、観客は客席から会場に降りてきて各武道の技を体験した。本部御殿手のところに体験に来た人に取手をかけると、顔をしかめたりして驚いた様子だった。
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夜はホーチミン市の日本総領事館で歓迎パーティーが開かれた。あいにくセキュリティーの関係で領事館内は撮影禁止であったが、初めて領事館というところに入ったので、興味深く建物内や庭を拝見した。