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パンどろぼうシリーズ個人的お勧めランキング
気づいたら僕のnoteの中で人気記事になっていたパンどろぼう。
パンどろぼう、面白いですからね。
結果、我が家は全シリーズ買ってますし。何ならパンどろぼうのぬいぐるみ(着脱式)もありますし、パンどろぼうスタンプ所持率も100%ですし・・・
娘よりハマってる!!
※かわいいんだよなぁ
さて、そんな僕がお勧めするパンどろぼうシリーズ全5冊の中で個人的に好きな本をランキング形式でご紹介。
といっても、あくまで「個人的」。そもそも、ほんわかしたストーリーと愛くるしいキャラクター達は甲乙つけがたし!
お子様の個性と合わせて、買ったり読んだり、愛でたりする参考になれば幸いです。
文章量と驚き度も記載しますが、文章量は★が多いほど多めです。あくまで偏差値みたいに相対評価です。また、実際の文字数ではなく読んでいて多く感じたという感覚重視です。
第6位:パンどろぼうvsにせパンどろぼう
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パンどろぼうシリーズ第二弾。
前回、すっかり改心して人気パン屋のパン職人となったパンどろぼう。ぶどうパンを作ります。
店の外に置かれたぶどうパン、自信作なのに誰も買いません。おかしいなぁと思って店の外をみると全部なくなっている!!
やろー、正体を暴いてやる!!さてさて、パンどろぼうのパンをどろぼうした不届き者の正体は!!??
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やはり主人公には偽者がでるもの!定番をおさえてきますねー。まぁ偽物と言っても別に似てはいませんが。
勿論、6位だから面白くないというわけじゃありません!!ただ最初のパンどろぼうが素晴らしすぎて、どうしてもそのインパクトを越えられなかったってだけなんです。
パンどろぼうと比べると文字数も多めなので、パンどろぼうを楽しめる歳が3~4歳くらいからだとしたら、こちらは5歳くらいなのかなと思います。その分読みごたえはあります。
何よりパンどろぼうの精神的成長が見られるのが素晴らしい。カッコいいよ、パンどろぼう。
ちなみに僕は、にせパンどろぼうの正体は脱ぐまでわかりませんでした。そっちで来たかーって感じ。
文章量:★★★★
おどろき度:★★★
あにきー!度:★★★★★
第5位:パンどろぼうとほっかほっカー
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ヤギのおばあさんからパンの配達を頼まれたパンどろぼう。せっせこ向かうも遠くて大変。
ほっかほかのパンも冷めてしまいます。
そこですれ違う車。水たまりでばっしゃーん!
大丈夫?と出てくる豚さん(3冊目登場)、なんちゅう・・・なんちゅうことをしてくれるんや!と怒るパンどろぼう。お詫びに妹を紹介するよと連れてこられた先は・・・
タイトルからわかる通り、乗り物好きの子なら特にグッとくると思います。ただ、この順位は娘が乗り物にそこまでグッとこなかったというだけです。
昨今は決めつけるのはあれですが、秘密機能がもりだくさんだったりと、やっぱり男の子が喜びそうなワクワクさに振り切った感じ。
可愛くも結構マニアックな車両たちは、働く車好きにはたまらないと思いますよ!文章量はパンどろぼうと比べると多め。
文章量:★★★★★
おどろき度:★★
エンジニア度:★★★★★
第4位:パンどろぼうとりんごかめん
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前回(5作目)ゲットしたほっかほっカーで、農園にパンを届けに行った、パンどろぼう。そこではにわとり夫婦が激烈にしょんぼり。
どうしたことかというと、果物は滅茶苦茶、その上娘が帰ってこないときた。
もはや頼れる兄貴のパンどろぼうは娘を探しに行くと・・・
これはですねー、いいですよ。4位としてますが同率3位ぐらいです。まず表紙の時点で落ちに向かってのアクセントが効いている。
吉本新喜劇的な古典ボケなんですが、やっぱり安心感ある笑いを提供してくれます。
しかも、その落ちが分かった上でもう一度読み返すと、ある気づきがあります。よーっくなってるりんごを見てくださいね。
優しくも勇敢なりんごかめんに是非癒されてください。
文章量:★★★
おどろき度:★★★★
プリキュア度:★★★★★
第3位:おにぎりぼうやの旅立ち
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パンどろぼうなのに、おにぎりぼうや!?
スネた感じで座るこいつはいったい。
そんなおにぎりぼうやの家はおにぎりやさん。
来る日も来る日もおにぎりばかり。もうこんなの嫌だ!父親と喧嘩をして思わず家を飛び出したおにぎりぼうや。その先で運命的な出会いが…
パンどろぼう第四弾にしてオリジンともいうべき作品。ある程度話が進んで、主人公の過去話が出てくるのも定番すぎてその流れの時点でも面白い。パンどろぼうが「何故そんなにパンが好きなのか!」その秘密が暴かれるわけです。
話の構成は絵本で例えるなら、「だるまちゃんとてんぐちゃん」みたいな感じ?
あれは、ずらずらーっと図鑑みたいに並べられた中から予想外の所をだるまちゃんが選ぶのが面白いのでちょっと違いますか。
おにぎりぼうやの場合は父親とのバトルでいろいろな食べ物がでてきます。
そしてストーリーは、読んでる親としても子離れが思い起こされ、ほっこりとちょっとした切なさがあります。まぁ、その後おにぎりぼうやはどろぼうになってしまうんですけどね。
一体どうした??
文章量:★★★
おどろき度:★★★☆(3.5)
感情移入度:★★★★★
第2位:パンどろぼうとなぞのフランスパン
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パンどろぼう第三弾。
街で行われるパン祭りのために色々準備するパンどろぼう。パンどろぼうとおじさんが帰った後に、お店の中で現れた謎の影。
フランスパンが暴れまわる。翌日、お店に入ったパンどろぼうはびっくり!誰がこんなひどいことを!
やろー、話をつけてやる!!
パンどろぼうとなぞのフランスパンのそうぜつなたたかいが始まる!!
にせパンどろぼうで多くなった文章量はパンどろぼうと同じくらいになりました。なぞのフランスパンの正体は見たまんま「アレ」にゃんですが、アレってことはパンどろぼうの天敵にゃわけです。
天敵らしく恒例のバーン!のシーンではちょっと怖く描かれていたりします。
絵本って少し怖い要素もあったりしますよね。子供も怖がりつつも興味津々!読み聞かせをしていると恐怖と知的好奇心の狭間みたいなものが観られます。
もちろん、安心のパンどろぼう。ばっちりコミカルに決めてくれますので、そこもお楽しみに!前回と変わってある種原点回帰な一冊。
文章量:★★
おどろき度:★★★★☆(4.5)
緊張感:★★★★★
第1位:パンどろぼう
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あらすじはご覧の通りということで、原点にして頂点。
ネタバレありの感想だとこちら。
やっぱり人間正しいだけじゃないんですよね。子供だって言葉が話せるようになったら嘘をついたりゴマかしたりします。
本当は悪いってわかってもやりたいことを優先してしまう。でも、どこか罪悪感がある。
親としては当然叱るのですが、パン屋のおじさんみたいに「こうしたらどうだろう。」って優しく問いかけるのもいいかもしれません。
親も子も素直な優しい気持ちになれる絵本だと思います。何より読んでいて楽しいのでそれだけでも最高です!あまりのテンポの良さに文章の長さと言うものは全然感じませんよ!
文章量:★
おどろき度:★★★★★
最高:★★★★★
最後に
そんなわけで、ランキングでの紹介を終わります。
一応ランキングにしましたが、それぞれ違った面白さがあるパンどろぼうシリーズ。読んだらきっと僕とは違うランキングになると思います。それもまたパンどろぼうの魅力ということで。
また次のシリーズが発売されるのを楽しみにしております。