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フィリピンフェスティバルの本気度が国境を越えた
2018年9/8と9/9に渡ってフィリピンフェスティバルが日比谷公園にて開催された。
僕は昨年このイベントに参加し、めっきりその魅力に取りつかれてしまい、今年も行ってきたのである。あまりにハッピーなイベントなので、写真を交えて紹介したいと思った。
※幸せへの入り口。門を見ると人はまず写真を撮る。それは世界共通だ。
で、どんな魅力に取りつかれたかっていうと、このイベントがはっきりとフィリピンだからである。
第一にフィリピン人の方が多い。僕はこういうイベントは大体午前中に行き混んで来たら帰るというスタンスである。ピークタイムに至っていないということもあろうが、圧倒的フィリピン率。まさに日本人は数えるほどといった具合だ。
シンプルにフィリピン人のためのイベントだと分かる。フィリピンの風をビュンビュンに感じるのだ。
イベントのブースは大きく分けて三つだ。
企業のブース。このブースがあることが、フィリピンフェスたる証明である。しかしここは日本人である自分にはあまりというか、完全に関係ないので雰囲気だけをみてスルー。
※圧倒的現地法人感
ただその雰囲気がまたいいんだよなー。ミスフィリピンの人がいた。顔ちっさ!ディズニープリンセスのようである!
二つ目は、ライブ会場。ここでは、民族的な踊りから現代でフィリピンで受けていると思しき歌などが披露されている。
身内の人もたくさんだ。ひたすらハッピーな気持ちで観れる。
ただ何を言っているかは本気で分らない。近年はロックフェス出演の海外ミュージシャンも「ジャパーン!フジヤーマー!アリガトー!」くらい言ったりするが、そんな寄せる気なんて一切ないところが良い。(自分が観たときたまたまだったかもしれないが)
フィリピン人の方は一緒に歌ったり踊ったりと自由だ。そんな空間に入れるだけで楽しいものだ。
※写真はなぜか失念したので、I love PINAS(タガログ語でフィリピン)の写真でお茶を濁す。
そして、日本人としては一番楽しめるであろう飲食ブース。
当たり前にフィリピン人向けである。日本語での説明もあるが、料理名がほぼタガログ語だったりするから、写真と実物で判断するしかない。
しかし、安心してほしい。店員さんはきちんと日本語が通じる。若干カタコトめいた感じはあるが通じるので大丈夫だ。
そしてフェスの食事と言えば、大よそ高くて少ないだが、このフェスはかなり良心的。むしろ確り量があるので一人で色々食べるには向かないんじゃないかレベル。値段も常識の範囲内。
バーベキューもしくは大皿で見れるので指をさしとけばなんとかなる。
ただ、今年はノンアルコールイベントであったので、そこがお酒好きとしては物足りなかったかな。まぁ、ビールは持ち込んだんですけどね。
では、僕が食べたもののご紹介。
このインパクト!!
この紫色の物体はビコという。餅米をココナッツミルクで煮込み、ウベという紫の芋で着色する。かなりどぎつい紫に感じるであろうが、結構自然派な食べ物なのだ。
味わいは素朴な甘さ。ココナッツ系の味わいが好きな方は好みであろう。
まだまだインパクト!!
実は未だになんなのかよくわからないが、これもまた餅っぽい食感。直にココナッツを振りかける。甘さはビコよりもさらに控えめであるがダイレクトにココナッツを感じられる。
とまぁ、日本になじみのない食べ物が出てくる出てくる。しかもそれも結構おいしいのだ。ただ、もちろん馴染みある外見のものもあるので安心してほしい。
鰻肝なみの濃ゆい外観であるが、豚串。しかし、甘酸っぱいソースにつけられておりかなり癖になる味。豚の脂っぽさがさっぱりしていい。見た目ほど味が濃くはない。
鶏、マヨ、唐辛子、ネギ?揚げ玉のようなもの。ご想像の通りの味。まずいはずがない。しかし米の量が確りあったな。パラっとしたタイ米が脂分と合う。
昨年の写真であるが、定番のビーフンも勿論ある。我ながら映えない写し方だ。このときは完全に初めてのフィリピンフェスに飲まれていた。全般的に塩気はそこまで強くないと思う。
ただ一つ、今年のフィリピンフェスで残念だったのは、ガスでのバーベキューが多くなったので、バーベキューメニューが少な目になったこととノンアルコールであった。2017年は、ハーフドラム缶に炭でバンバン丸鶏など焼いていた。
煙も当然出るので近隣から苦情が来たのだろうか、問題なければ復活してほしいものである。
と、簡単に説明したが、ご飯は珍しいし美味しいし、ミスフィリピンの方や太鼓をたたきながらの練り歩きパレードがあったりととにかく飽きないイベント。
是非、来年にはこれを読んでいる方もフィリピンフェスティバルに参加してほしい。